[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

パッシブモード (PASVモード)

pointこの用語のポイント

pointFTP接続のやり方だよ

pointデータ転送用の線をクライアント側から投げるよ

point「ACTIVEモード」の逆だよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

パッシブモード (PASVモード)とは

FTPのやり方の一つで、やり取りするために必要な2本の線(制御用の線とデータ転送用の線)を2本ともクライアントからサーバに投げる方式のこと
です。
もう少し小難しく書くと

FTPデータ転送モードの一つで、データ転送のためのコネクションをクライアントから発信する方式のこと
となります。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは「FTP」の基本的なことについて説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

FTPは「インターネットの線を使ってファイル送受信する仕組み(のひとつ)」です。
ネットワーク経由でファイルを送受信する際のメジャーなやり方です。

もう少し正確に書くと、ファイルを送受信する際の決まりごとですけどね。
そこら辺は、ゆるく捉えてください。
「ファイルを受け渡しするときに使うんだなー」程度の理解でも構いません。

PASVモード

FTPでやり取りする際に「ねーねー。FTPでやり取りしようぜー」と提案する側のコンピュータやソフトは「FTPクライアント」と言います。
いわゆる「FTPで接続する方」です。

PASVモード2

それに対して「仕方ないなー。相手をしてやるか」と受け入れる側のコンピュータは「FTPサーバ」と言います。
こちらは「FTPで接続される方」です。
「FTPの接続先」と表現しても良いでしょうね。

PASVモード3

FTPサーバとFTPクライアントがやり取りをするには、前準備として2本の線を張っておく必要があります。

1.制御用の線
2.データ転送用の線


の2本です。

PASVモード4

2本の線を受け渡す流れを見ていきましょう。
まず制御用の線をFTPクライアントからFTPサーバに投げます。

PASVモード5

FTPサーバが線を受け取れば、第一段階は完了です。
FTPクライアントとFTPサーバの間に、制御用の線が張られました。

PASVモード6

次に、データ転送用の線の受け渡しを行います。

ここで本題です。

データ転送用の線を、FTPクライアントからFTPサーバに投げるやり方が「PASVモード」です。

PASVモード7

制御用の線がつながったあと、FTPサーバはFTPクライアントに対して

制御用の線をキャッチしたよー!データ転送用の線は、このポート(入口)で受け取る準備をしてるよー!

と連絡します。

PASVモード8

この連絡を受けたFTPクライアントは、FTPサーバが待ち構えている場所に向かって、データ転送用の線をぽいっちょと投げます。

PASVモード9

ぽいっちょと投げられたデータ転送用の線をFTPサーバが受け取れば、準備完了です。
制御用の線とデータ転送用の線が、FTPクライアントとFTPサーバの間に張られていますよね。
あとは、ファイルを受け渡しするだけです。

PASVモード10

このように、データ転送用の線をFTPクライアントからFTPサーバに投げるやり方がPASVモードです。
制御用の線も、データ転送用の線も、FTPクライアントからFTPサーバに投げます。

PASVモード11

なお、PASVモードの逆、データ転送用の線をFTPサーバからFTPクライアントに投げるやり方は「ACTIVEモード」と言います。

PASVモード12

PASVモードとACTIVEモードはセットで覚えてあげてください。
データ転送用の線をFTPクライアントからFTPサーバに向かって投げるのが、PASVモードです。
FTPサーバからFTPクライアントに向かって投げるのが、ACTIVEモードになります。

PASVモード13

「別に、どっちから投げても同じじゃね?」と思う人もいるでしょうが、実は結構、違いがあるのです。

FTPのやり方は、もともとACTIVEモードしかありませんでした。
まず制御用の線をFTPクライアントからFTPサーバに投げて、データ転送用の線をFTPサーバからFTPクライアントに投げるやり方です。

PASVモード14

ところがですね。

このやり方だと、ファイアーウォールネットワークの門番)がお仕事をしていた場合に、FTPサーバさんの投げたデータ転送用の線が、途中で叩き落されたりします。

PASVモード15

つまり、FTPサーバさんの投げたデータ転送用の線がFTPクライアントさんに届かないわけです。

PASVモード16

そんなのが続いたFTPサーバさんは

おまえ主導でいいからきっちりつなげや!(#゚д゚)

とキレました。

PASVモード17

そうして生まれたのが、PASVモードです。

PASVモード18

半分は冗談ですが、半分はホントの話ですよ。

例えば、ホテルや公共の場では、ファイアーウォールの設定によって、FTPサーバ側からFTPクライアント側に線を張れない場合があります。
そんなときは、PASVモードを使う必要があります。

というか「基本的にはPASVモードで接続する」と思っておけば大丈夫ですけどね。
最近はあまり、ACTIVEモードで接続する機会はありません。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「PASVモード」って単語が出てきたら「クライアント側からデータ転送用の線を投げる、FTP接続のやり方なんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク