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サブミッションポート (submission port)

pointこの用語のポイント

pointポートだよ

pointメール送信専用だよ

point25番ポートの代わりだよ

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簡単に書くよ

サブミッションポート (submission port)とは

25番ポートの代わりのポート(ネットワークとパソコンの間にあるドア)
であり

メールを送信するときに使う専用のポートのこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。

ポートは「ネットワークからパソコンさんにお邪魔するときに通るドア」ね。
パソコンさんには、番号の振られたドアが、たくさん付いています。

サブミッションポート

通信において何かを受信する際には、ネットワークを通ってきたデータが、たくさんあるドアのどれかを通ってコンピュータに入ってきます。

サブミッションポート2

逆に送信する際には、たくさんあるドアのどれかを通って、データがネットワークの世界に出ていきます。

サブミッションポート3

これらのドアがポートです。
コンピュータとネットワークの間にあるドアで、ネットワークとコンピュータの間を行き来するデータが通ります。

サブミッションポート4

ここまでの説明で、ポートについては何となく分かったでしょうか。
次に、メール送信する際の流れを見ておきます。

メールを送信するとき、パソコンから出発したメールは、まず「SMTPサーバ」と呼ばれるコンピュータに到着します。

サブミッションポート5

SMTPサーバは「メールを送るときに頑張ってくれるコンピュータ」です。
こいつが相手先にメールを送ってくれます。

サブミッションポート6

これがメールを送信するときの流れです。

ここでSMTPサーバさんの立場になって考えてください。
SMTPサーバさんは、パソコンから出発したメールを受け取ります。

サブミッションポート7

言い方を変えると

ネットワーク経由でデータ(送りたいメール)を受け取る

わけです。
ということは

メールはドア(ポート)を通ってSMTPサーバの中に入る

ことになります。

サブミッションポート8

このときに通るドアですが、昔は25番ドアを使うのが主流でした。
パソコンさんから出発したメールは、25番ドアを通って、SMTPサーバさんの中に入っていたのです。

サブミッションポート9

ところがですね。
25番ドアは誰でも通れるドアなのです。

よって、昔のSMTPサーバさんは「誰からのメールでもウェルカム!俺っちが配達してやるよ」状態になっていました。
その結果、イタズラにガンガン使われていたのです。

これでは、マズいですよね?

そこで、25番ドアを使えなくしました。

サブミッションポート10

これでイタズラができなくなりますね。
良かった良かった♪

……では、ありません。
25番ドアを使えなくしただけでは、普通のメールも送れなくなってしまいます。

そこで、25番ドアの代わりに使うドアを用意しました。
メール送信専用の587番ドアです。

サブミッションポート11

587番ドアは、認証した人しか通れないようにしてあります。
これで、イタズラに使われにくくなりますね。
イタズラに使いたい人がやってきても、認証するための情報が分からないと使えません。
仮に認証をするための情報を知っていても、大丈夫です。
認証を通れば個人を特定できるので、変なことをすれば、犯人が誰かすぐに分かります。

このような経緯で、メールを送るときに使うドアの主流が「誰でも通れる25番ドア」から「認証を通った人しか通れない587番ドア」になりました。

サブミッションポート12

この話における587番ドアが「サブミッションポート」です。
メールの送信時に使われる専用のドア(ポート)です。

サブミッションポート13

以上がサブミッションポートの大雑把な説明ですが、分かりやすくするために話を単純化しました。
誤解を招くポイントも少なくないので、いくつか補足しておきます。

まず「認証を通った人しか通れない587番ドア」と書きましたが、ドア自体は、ただのドアです。
セキュリティ的には、25番ドアと何も変わりません。
同じです。

ただし「認証しないと587番ドアは通さないぞ!」とコンピュータ側で設定してあります。
結果として、認証を通った人しか通れない587番ドアになります。

はて?
それなら、なんで「認証しないと25番ドアは通さないぞ!」と設定しないのでしょうか。
わざわざ587番ドアを別に用意するなんて面倒くさいことをしますね。

そんな疑問を覚える人も、いるでしょう。
取りあえず、気にしないで読み進めてください。

次に「25番ドアを使えなくしました」と書きましたが、実際には使えますし、使ってもいます。

パソコンからSMTPサーバに送られたメールは、さらに別のSMTPサーバに送られます。

サブミッションポート14

パソコンからSMTPサーバに送られるときに使われるドアは587番ドアです。

サブミッションポート15

SMTPサーバから別のSMTPサーバに送られるときは25番ドアが使われます。

サブミッションポート16

SMTPサーバ間のメール送信には、今でも25番ドアが使われているのです。

そして、これが「認証しないと25番ドアは通さないぞ!」と設定しない理由です。
25番ドア自体を作り替えると、影響範囲はメールの世界全体に及びます。

そもそも、どこのSMTPサーバにメールを送ることになるか分かりません。
世界中のSMTPサーバの認証情報を登録しておくのは現実的ではないですよね。

587番ドアを新しく用意する形なら、影響範囲は現実的な範囲で収まりそうです。
パソコンとSMTPサーバの間だけで済みます。

そのような判断から、587番ドアが新しく作られました。

「25番ドアを使えなくしました」と書きましたが「パソコンからは、25番ドアを使えなくしました」と書く方が正確ですね。

さらに補足は続きます。

「25番ドアを使えなくしました」という説明を読んで「25番ドアにカギをかけた」イメージを持った人も多いと思います。
あるいは、25番ドアが撤去されたイメージでしょうか。
いずれにせよ、25番ドアに手を加えたイメージではないでしょうか。

ごめんなさい。
そのイメージは間違いです。

どちらかといえば

25番ドアに続く道に落とし穴を掘って、たどり着けなくした

と言った方が正確です。

インターネットを使うときには、プロバイダISP)の世話になります。

プロバイダ(ISP)は「あなたの使っている回線とインターネットの世界をくっつけてくれる業者さん」です。
詳細は用語「プロバイダ」もしくは「インターネットサービスプロバイダ(ISP)」の説明を、ご覧ください。

このプロバイダさんが、ですね。

俺の管轄外のSMTPサーバの25番ドアには、たどり着かせないからな!

と設定しているのです。
プロバイダさんの手によって、(外部の)SMTPサーバの25番ドアまでの道が遮断されている状態です。

結果として「25番ドアを使えなくしました」な状態になります。
25番ドア自体を使えなくするのではなく、25番ドアに至る道を封鎖しています。

補足は以上です。

細かい部分が、結構ややこしいですね。
補足の部分は覚えなくても大丈夫です。

取りあえず

・メールを送信するときに使うドア
・25番ドアの代わり


さえ覚えておけば、困ることは少ないと思います。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「サブミッションポート」って単語が出てきたら「メール送信で使う専用のドアなんだな~」と、お考えください。

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