[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

スラッシング (thrashing)

pointこの用語のポイント

pointスワップするのに大忙しだよ

pointテンパってるよ

point人間様の相手してる余裕はないよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

スラッシング (thrashing)とは

コンピュータさんがスワップに大忙しで外からの呼びかけに対する返事が遅くなること
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「スワップ」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

スワップは「メモリが足りないときにメモリの中身をハードディスクに移す機能」です。

実は、ですね。
プログラムから見たメモリの大きさと実際にコンピュータにくっついているメモリの大きさは違います。

メモリ内のすぐに使わない内容をハードディスクに一時的にしまうことで(ハードディスクの一部をメモリっぽく使うことで)、プログラムに対して実際のメモリより大きなメモリがあると錯覚させる技があるのです。

例えば、コンピュータにくっついている実際のメモリが10GBだったとしましょう。

スラッシング

普通に考えたら、同時に動かせるプログラムはメモリ10GB分です。
使うメモリが6GBのプログラムと4GBのプログラムは同時に動かせます。
6GBのプログラムと5GBのプログラムは同時に動かせません。
1GB分、足りないからです。

スラッシング2

ところが、です。
使うメモリが6GBのプログラムと5GBのプログラムを同時に動かす技があるのです。
そのやり方を特別に教えてあげましょう。

まず、使うメモリが6GBのプログラム(ピヨ太プログラム)を起動します。
そうすると、6GB分のメモリが使われます。

スラッシング3

次に、6GBのうち、あまり使わない1GB分をハードディスクに移します。
最初は6GBのメモリを使っていました。
これをメモリ5GBとハードディスク1GBに分けるのです。

スラッシング4

そうすると、メモリの空いている部分は5GBになります。
5GBのメモリを使うプログラム(ピヨ子プログラム)を起動できますね。

スラッシング5

ところで、ピヨ太プログラムがハードディスクにしまった1GB分を使いたくなったら、どうしましょうか。
使うときはメモリに持ってくる必要があります。
ですが、10GB分のメモリは全部使っている状態です。

困りましたね。

そんなときは、ピヨ子プログラムから1GB分、ハードディスクに移します。
ピヨ子プログラムは5GBのメモリを使っていました。
これをメモリ4GBとハードディスク1GBに移し替えるのです。

スラッシング6

そうすると、メモリには1GB分の空きができます。
この空いた部分にピヨ太プログラムで使う1GBを移します。

スラッシング7

工夫と譲り合いの精神ですね。
素敵です。

実際のメモリが10GBでも、合計11GBのメモリを使用するプログラムを動かせました。
これは、もう「メモリが11GBあるのと一緒」ですね。

実際のメモリは10GBです。
ですが、プログラムさんはメモリを11GB分使っています。
「プログラムから見たメモリは11GBある」と言えるでしょう。

スラッシング8

このような

ハードディスクの一部をメモリっぽく使うことで、実際のメモリより大きなメモリがあると錯覚させる技

がスワップです。

ふぃ~、長くなりましたね。
ここまでがスワップの説明です。

以上を踏まえて、本題に入ります。

スワップをするときは、メモリの中身をハードディスクに書き込んだり、ハードディスクの中身をメモリに読み直したりします。
パソコンさんは忙しく働いているのです。

スラッシング9

その忙しさがパソコンさんの許容量を超えるとパソコンさんはテンパります。
「ねーねー、コンピュータさん。実は用があってね」と言っても、なかなか反応できない状態になってしまうのです。

スラッシング10

この「パソコンさんがスワップに大忙しでテンパっている状態」が「スラッシング」です。
ビジー状態の一種ですね。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「スラッシング」って単語が出てきたら「スワップするのに忙しくてテンパっているんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク