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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

ユースケース図 (use case diagram)

pointこの用語のポイント

pointシステムを大雑把に表現した図だよ

point使う人目線で、使う人とシステムのやり取りが書いてあるよ

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簡単に書くよ

ユースケース図 (use case diagram)とは

システムを使う人の目線で「このシステムは、こんなことができるのね」を表現した図
であり

登場人物とシステムの関係性を表現した図
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「ユースケース」について結構ガッツリと説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

ユースケースは「システムの活用事例を図とかで何となく表現してみるから、それを見て、どんなシステムになるかイメージしようぜ!」なやり方です。

例えば、そうですね。
ピヨ太君がピヨ子さんからの依頼で「ピヨピヨケーキ作りシステム」を作るとしましょう。

ユースケース図

ピヨピヨケーキ作りシステムを使う人はピヨ子さんです。
ピヨピヨケーキ作りシステムの物語にはピヨピヨケーキ作りシステム自身とピヨ子さんが登場します。

ユースケース図2

ピヨ子さんはシステムを使う人です。
固有名詞を出すのもアレなので「ピヨ子さん」を「利用者」に変えてしまいましょう。
ついでに見た目からも個性を消しておきます。

ユースケース図3

利用者がピヨピヨケーキ作りシステムにやらせるのは「ケーキを作らせる」です。
せっかくなので、これも書いておきましょう。
ピヨピヨケーキ作りシステムを箱で表現して、その中にシステムにやらせることを書いてみます。
「ケーキを作らせる」のは「利用者」なので線でつないでおきましょうかね。

ユースケース図4

おっと、忘れていました。
ケーキを作るにはレシピが必要です。
レシピの登録はピヨ太君が行います。

「ピヨ太君」と書くのはハッタリに欠けるので「管理者」という表現にしましょう。
管理者はピヨピヨケーキ作りシステムに対して「レシピを登録する」作業を行います。

ユースケース図5

そういえば、ケーキを作るには材料が必要ですね。
ケーキを作る材料は、ピヨ太君がピヨピヨケーキ作りシステムに入れます。
カッコ付けて書くと、管理者が「材料を入れる」作業をするわけです。

ユースケース図6

さて、できあがった図を見てください。

ユースケース図7

なんとなーくですが、システムを取り巻く状況がイメージできますよね。

ピヨピヨケーキ作りシステムを使うのは

1.利用者
2.管理者


の2人です。

ピヨピヨケーキ作りシステムに対して行うのは

a.ケーキを作らせる
b.レシピを登録する
c.材料を入れる


の3つです。

まとめて書くと

1.利用者
 a.ケーキを作らせる

2.管理者
 b.レシピを登録する
 c.材料を入れる


となります。

いかがでしょうか。
大雑把ではありますが、使う人の目から見た「ピヨピヨケーキ作りシステムって、どんなの?」が表現されていますよね。
ド素人のピヨ子さんが見ても「ふむふむ、こんなことができるシステムになるのね」と何となくイメージできそうです。

ユースケース図8

次に行うのは、細かい部分の掘り下げです。
「ケーキを作らせる」だけだと大雑把過ぎますからね。
もう少し具体的な部分も考えて、文字とか表とか図とかで表現します。

例えば以下のように表現してみましょう。

項目内容
ユースケース名ケーキを作らせる
登場人物利用者
事前条件なし
通常時1.利用者はケーキの種類を指定する
2.システムは指定されたケーキを作る
3.利用者は出てきたケーキを取る
異常時1.材料が足りない場合、システムは泣きを入れる
2.ケーキが出てこない場合、利用者はシステムを蹴っ飛ばす


これだけ書けば、ただ単に「ケーキを作らせる」と書いてあるのとは比べ物にならないくらい具体的にイメージできますよね。
同じことを「レシピを登録する」「材料を入れる」に対してもやります。

そうすると、ある程度はっきりと「あぁ、ピヨピヨケーキ作りシステムって、こんなのか」がイメージできるはずです。

このような

使う人目線でシステムの振る舞いを表現することでシステムの完成形をイメージするやり方

がユースケースです。

※今回紹介したユースケースの内容は、あくまで一例です。図や表に何を書くかや、どこまで細かく書き込むか、あるいは逆に、どこまで大雑把にするかは人によります。

以上を踏まえて、本題に入ります。

先ほどのユースケースの説明で図が登場しましたね。
使う人から見たシステムの振る舞いを何となく表現している図です。

ユースケース図9

うすうす気付いているとは思いますが、この図が「ユースケース図」です。

ユースケース図10

ユースケース図では登場人物を棒人間で表現します。

ユースケース図11

ちなみに「登場人物」は専門用語で「アクター」と言います。
カッコ良いですね。

システムとか機能のまとまりは四角で表現します。

ユースケース図12

「システムとか機能のまとまり」は専門用語で「サブジェクト」と言います。
気取ってますね。

システムに対する命令(システムがやること)は楕円で表現します。

ユースケース図13

「システムに対する命令(システムがやること)」は専門用語で「ユースケース」と言います。
ユースケースを日本語っぽくすると「活用事例」です。
ある意味、そのまんまな名前ですね。

それを誰がやるかは線で表現します。
気取った感じで説明をすると「アクターとユースケースの関連付け」です。

ユースケース図14

ここまでの説明をまとめると以下のようになります。

要素呼び名
登場人物アクター棒人間
システムサブジェクト四角
命令ユースケース楕円
関連-


これがユースケース図で表現される内容の基本です。

ユースケース図15

実際には、もっといろいろな図形が登場しますけどね。
細かい部分は他のところで勉強してください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「ユースケース」って単語が出てきたら「使う人目線でシステムの振る舞いを表現した図なんだな~」と、お考えください。

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