[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

スプリッタ (splitter)

pointこの用語のポイント

point電話の信号とインターネットの信号を分ける機械だよ

point1つの電話回線を使って電話とインターネットをやるときに必要だよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

スプリッタ (splitter)とは

電話線の中を通ってきた電話用の信号を「はい、おまえは、こっちに行ってね」と電話機の線に送り出し、電話線の中を通ってきたインターネット用の信号を「はい、君は、そっちに行ってね」とパソコンの線に送り出す機械
です。

image piyo

詳しく書くよ

話の本筋からは少し外れますが、先に「ADSL」について簡単に説明しておきます。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

ADSLは「(アナログ)電話回線の空いているところを間借りして通信しちゃうぜな技術」です。

ここに1本の電話線があります。

スプリッタ

この電話線はアナログ回線です。
中を通れるのはアナログ時計さんだけです。
デジタル時計さんは通れません。

スプリッタ2

普通に電話をするときには、この電話線の中を電話の声、つまり音声データが通ります。

スプリッタ3

でも実は、電話さんは奥ゆかしいやつなのです。
電話線の道幅一杯を我が物顔で歩いたりはしません。
どれくらいの幅かは分かりませんが「ここからここまでは俺たち電話が使うね」と決めていて、そこからズレたりしないのです。

スプリッタ4

そうすると、電話線の中には、まだ余裕がありますよね。
空いているところを他の人が通れそうです。

スプリッタ5

その空きスペースに目を付けたのでしょう。
「空いてるなら、ここを使って、やり取りさせてもらうよ!」と言い出すやつがいました。
そいつがADSLです。

ADSLは、電話線の中の電話さんが使っていないところを間借りして、通信を行います。

スプリッタ6

この話のポイントは

1本の電話線の中を、電話用の信号とインターネット用の信号が通る

です。
覚えておいてください。

以上を踏まえて、1本の電話線の中を通ってきた電話用の信号とインターネット用の信号を分ける機械が「スプリッタ」です。
電話用の信号は「おまえは、こっちに行ってね」と電話機の線に送り出してあげます。
インターネット用の信号は「君は、そっちね」とパソコンの線に送り出してあげます。
そんな機械です。

スプリッタ7

仮にスプリッタがないとしましょう。
電話線に無理やり電話機とパソコンをくっつけました。

スプリッタ8

そうすると、電話機には電話用の信号とインターネット用の信号が届きます。
パソコンにも電話用の信号とインターネット用の信号が届きます。

スプリッタ9

電話機さんとしては、インターネット用の信号が邪魔です。
イラッ!とします。

スプリッタ10

パソコンさんとしては、電話用の信号が邪魔です。
イラッ!とします。

スプリッタ11

この「イラッ!」を解消するための機械がスプリッタです。

スプリッタさんは電話用の信号とインターネット用の信号を振り分けてくれます。
スプリッタを取り付けることによって、電話機には、インターネット用の信号が届かなくなります。
パソコンには、電話用の信号が届かなくなります。

スプリッタ12

電話機さんに届くのは電話用の信号だけです。
イラッ!としません。

スプリッタ13

パソコンさんに届くのはインターネット用の信号だけです。
イラッ!としません。

スプリッタ14

スプリッタさんのお陰で、電話機さんもパソコンさんもハッピーです。
めでたし、めでたし。

なお、話を単純化するために電話機とパソコンで説明しましたが、実際には他の機器がくっつきます。

例えば、ADSLでインターネットをするには「ADSLモデム」という機械が必要です。
スプリッタで分けられたインターネット用の信号は、まずADSLモデムに届きます。
パソコンへの線はADSLモデムから伸びる形になります。

スプリッタ15

また、ADSLモデムの中にスプリッタが内蔵されている場合もあります。
その場合は、電話機の線をADSLモデムに挿す形になっているはずです。

スプリッタ16

あと、イメージしやすくするために「振り分ける」や「分ける」と表現しましたが、実際には「邪魔なやつを止める」です。

もともとは、電話用の信号とインターネット用の信号が一緒くたになって、わー!っと押し寄せてきます。

スプリッタ17

それに対して、電話機側の線の手前で、インターネット用の信号をせき止めます。
そうすると、電話用の信号だけが電話機の方に抜けていきます。

スプリッタ18

同じ理屈で、パソコン側の線の手前で、電話用の信号をせき止めます。
そうすると、インターネット用の信号だけがパソコンの方に抜けていきます。

スプリッタ19

これがスプリッタの大雑把な仕組みです。
一見すると振り分けているように見えますが、実際には邪魔なやつを止めているだけです。
気が向いたら、頭の片隅にでも置いておいてください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「スプリッタ」って単語が出てきたら「電話線を通ってきた電話の信号とインターネットの信号を分ける機械なんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク