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Importance【メールヘッダ】

pointこの用語のポイント

pointメールヘッダの項目だよ

point「このメールは、これくらい重要です」な情報が書かれているよ

pointRFC2156で定義されているよ

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簡単に書くよ

Importance【メールヘッダ】とは

メールヘッダの項目のひとつ
であり

メールにくっつけて送る「このメールは、これくらい重要です」な情報
です。
ちなみに

RFCで定義されている正式な項目
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは

RFC
メール
メールヘッダ


について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

RFCは「インターネット関連の技術に関する仕様をまとめた文書」です。
よく分からない人は「みんなで、これに従おう!な共通ルールが書いてある資料」くらいに解釈してください。

メールは「電子メール」の省略表現で「パソコンさんの世界のお手紙機能」です。
とはいえ、普通に「メール」って言えば分かりますよね?

Importance

メールヘッダは「そのメールに関する説明書きが書いてある部分」です。
メールヘッダは、ちょうどメールの頭の辺りにあります。

Importance2

というのは冗談です。

Importance3

メールヘッダはメールの「封筒」に相当します。

Importance4

試しに実際のお手紙で考えてみてください。

お手紙は、中に入れる便箋だけでは相手に届きません。
宛先を書いて切手を貼った封筒が必要です。
封筒の中に便箋が入って、はじめて、お手紙としての役割を果たせます。

Importance5

メールも同じです。
本文だけでは相手に届きません。

1.宛先や差出人の名前などを書いた部分(封筒)
2.本文を書いた部分(便箋)


の2つが揃って、はじめてメールとしての役割を果たせるのです。

この2つのうち

1.宛先や差出人の名前などを書いた部分(封筒)

の呼び名が「メールヘッダ」です。

Importance6

実際のメールヘッダは、例えば以下のようになっています。

■メールヘッダ例
Return-Path: <from@example.com>
X-Original-To: to@example.com
Delivered-To: to@example.com
Received: from [192.168.0.2] (hoge.example.com [198.51.100.2])
by example.com (Postfix)
with ESMTPSA id 744294074A15 for <to@example.com>;
Fri, 20 Jun 2014 21:22:42 +0900 (JST)
Date: Fri, 20 Jun 2014 21:22:40 +0900
From: ピヨピヨ ピヨ太 <from@example.com>
To: to@example.com
Subject: こんばんは~
Cc: cc@example.com
In-Reply-To: <CAA3QdPUTTwPuefb40LKXitkx=6N9D80-U1p3_jpe49Jzt5awxw@example.com>
References: <20140620193439.7CBF.78EEE63C@example.com> <CAAwPuefb40LKX3QdPUTTitkx=6N9D80-U1p3_jpe49Jazt5wxw@example.com>
Message-Id: <20140701162135.7CBF.9BE9E63C@example.com>
Importance: High
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
X-Mailer: piyopiyo mailer ver. 1.2 [ja]


以上を踏まえて、メールヘッダの項目のひとつで、メールの重要度を示す情報を入れておく場所が「Importance」です。
「Importance」は「RFC2156」という資料で定義されている正式なものです……一応。

もともと、重要度の設定は「X-MSMail-Priority」や「X-Priority」といった項目を使って行われていました。

ところが、ですね。

これらの項目はローカルルールだったのです。
みんなが「おぉ、これは便利じゃん」と考えて当たり前に使ってはいますが、正式なルールではありません。

とはいえ、便利です。
みんなが使っています。

それを見て、どこかの誰かが「これだけ多くの人が使っているんだから、正式ルールに格上げしようかね」と考えました。

その結果として……なのかどうかは私も知りませんが、RFC2156にて「重要度を設定するときは、この項目を使おうぜ!」と宣言されたのが「Importance」です。

実際の「Importance」は

Importance: High

のような形になっています。
「Importance」に設定できる値は以下の3つです。

・High
・Normal
・Low


それぞれ

・High:重要だよ
・Normal:普通だよ
・Low:別に重要じゃないよ


の意味になります。

ちなみに「X-MSMail-Priority」で設定できるのは以下の3つです。

・High:重要だよ
・Normal:普通だよ
・Low:別に重要じゃないよ


「X-Priority」で設定できるのは以下の5つです。

・1:重要だよ
・2:やや重要だよ
・3:普通だよ
・4:やや重要じゃないよ
・5:別に重要じゃないよ


気が向いたら、併せて覚えてあげてください。

「X-MSMail-Priority」「X-Priority」「Importance」のどれを見て重要度を判断するかは、メールソフト次第です。
そのため、重要度の設定をした際に、複数の項目をくっつけるメールソフトもあります。

例えば「重要度:高」を設定したとしましょう。
親切なメールソフトであれば、3つ全部くっつけて

Importance: High
X-MSMail-Priority: High
X-Priority: 5


のような状態になるはずです。
「どれを相手が見るか分からないから、全部くっつけておくか~」な考えなのでしょう。

あと、さらに紛らわしいことに「Priority」という項目もあります。

「Priority」は「このメールは、これくらい緊急です」な情報を設定する項目です。
「RFC1327」という資料で定義されている正式なものです……一応。
「Priority」に設定できる値は以下の3つです。

・urgent
・normal
・non-urgent


それぞれ

・urgent:緊急だよ
・normal:普通だよ
・non-urgent:別に緊急じゃないよ


の意味になります。

実際に使い分けがされているのかは私も知りませんけどね。
位置付けとしては

Importance:「重要度」を設定
Priority:「緊急度」を設定


のようです。

ここまでに説明したことを表にまとめると、以下のようになります。

項目名設定内容定義設定値
Importance重要度RFCで定義High、Normal、Low
Priority緊急度RFCで定義urgent、normal、non-urgent
X-MSMail-Priority重要度(=緊急度?)ローカルルールHigh、Normal、Low
X-Priority重要度(=緊急度?)ローカルルール1~5


「X-MSMail-Priority」と「X-Priority」は、おそらく「重要度」と「緊急度」の区別をしていないと思います。
「これは重要度の設定?それとも緊急度の設定?」と誰かに聞いても「知らない。どっちでも同じじゃない?」と返ってくるはずです。

RFCで定義されているやつらは区別されています。
「重要度」を設定するのが「Importance」です。
「緊急度」を設定するのが「Priority」です。

「Priority」の文字が付いてはいますが「X-MSMail-Priority」や「X-Priority」は「Priority」よりも「Importance」の方に近いみたいですね。
実際、私が使っているメールソフトで重要度を設定すると

・Importance
・X-MSMail-Priority
・X-Priority


の3項目が設定されました。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「Importance」って単語が出てきたら「メールの重要度を示す情報なんだな~」と、お考えください。

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