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XBRL

pointこの用語のポイント

pointデータの書式だよ

point財務系のデータを表現するためのものだよ

pointXMLの親戚だよ

point個人的には「言語」という説明には違和感を覚えるよ

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簡単に書くよ

XBRLとは

XMLの親戚
であり

財務諸表とかの情報を表現するために作られた書式
です。
よく分からなければ

ファイルの書き方ルール(のひとつ)
くらいの解釈でも、かまいません。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「XML」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

XMLは「ファイルの書き方ルールのひとつ」です。
マークアップ言語と呼ばれる種類で、HTMLの親戚みたいなものです。
例えば

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<staff>
    <member>
        <name>ピヨ太</name>
        <position>社長</position>
        <age>30代のおっさん</age>
    </member>
    <member>
        <name>ピヨ子</name>
        <position>営業部長</position>
        <age>永遠の美少女</age>
    </member>
</staff>


みたいな書き方をします。
詳細は用語「XML」の説明をご覧ください。

以上を踏まえて、XMLを元にして作られた財務諸表とかの情報を表現するための書式が「XBRL(エックスビーアールエル)」です。
「eXtensible Business Reporting Language(エクステンシブル・ビジネス・レポーティング・ラングエッジ)」の略で「XBRL」ですが、別に覚える必要はありません。
特に「Language(ラングエッジ)」に囚われると、余計に混乱すると思います。

例えば、そうですね。

ピヨ太君は毎月ピヨピヨカンパニーの試算表をファイルでピヨ子さんに送っています。
試算表の意味が分からない人は「その時点の会社の成績表」くらいに解釈してください。
会社はお金儲けをするのが役目です。
現時点の「どれくらい儲けてるの?」や「どれくらいお金を持ってるの?」を「試算」して「表」にまとめたのが試算表です。

XBRL

ピヨ太君がピヨ子さんに送った1月の試算表の中身は以下の内容でした。

■2017年1月

儲け:1,000円
使ったお金:200円

貯金:5,000円
借金:0円


XBRL2

ピヨ太君がピヨ子さんに送った2月の試算表の中身は以下の内容でした。

<2017年2月>

1.利益:二千円
2.費用:百円

3.貯金:六千九百円
4.借金:なし


XBRL3

この2つの試算表を見比べたピヨ子さんは「イラッ!」としました。
1月と2月で書式が違ったからです。

XBRL4

書式が違うと見比べるのが大変です。
ピヨピヨ会計ソフトに取り込むためにデータの形を変えるのも面倒くさいです。

ピヨ子さんはキレました。

XBRL5

キレたピヨ子さんは、ピヨ太君に「おまえ、この書式に合わせて試算表を作り直せ!」と指示しました。
ピヨ子さんが指示した書式は以下の通りです。

<試算表>
<会社名>○○</会社名>
 <年月>○○年○○月</年月>
 <利益>○○</利益>
 <費用>○○</費用>
 <貯金>○○</貯金>
 <借金>○○</借金>
</試算表>


XBRL6

ピヨ太君は指示に従って試算表を作り直しました。
作り直した試算表は以下の内容です。

<試算表>
<会社名>ピヨピヨカンパニー</会社名>
 <年月>2017年01月</年月>
 <利益>1000</利益>
 <費用>200</費用>
 <貯金>5000</貯金>
 <借金>0</借金>
</試算表>


<試算表>
<会社名>ピヨピヨカンパニー</会社名>
 <年月>2017年02月</年月>
 <利益>2000</利益>
 <費用>100</費用>
 <貯金>6900</貯金>
 <借金>0</借金>
</試算表>


XBRL7

ピヨ子さんは満足しました。
書式が統一されたので、前より見比べやすいです。
しかも新しい書式はピヨピヨ会計ソフトに取り込むときの書式と同じです。
データの形を変えないで、そのまま取り込めます。

XBRL8

書式を統一したことで、他にも良いことがありました。
道端でお金を拾う、ケーキ屋さんでおまけをしてもらう、ピヨ太が寝坊しなくなる、などなどです。

……というのは冗談ですけどね。
バラバラな書式で管理するよりは統一した書式で管理した方が、管理が楽です。
扱う財務系データの書式を統一したことで、ピヨ子さんの仕事は楽になりました。

この話における「ピヨ子さんが指示した書式」に相当するのがXBRLです。

XBRL9

いろいろな会社が独自の書式で財務系のデータを扱っています。
書式はバラバラです。

「このバラバラな書式を統一したら、いろいろ便利になるんじゃないかな?」と考えた人がいました。
そして「ねーねー。財務系データを作るときは、みんなで、この書式にしない?」と提案しました。

「この書式」に相当するのがXBRLです。

XBRLはXMLの親戚です。
XMLの延長線上にXBRLがいます。

XBRLがイメージできない人は、まずXMLをイメージしてください。
XMLが分からない人は、頑張ってXMLを勉強してください。

XMLはデータをやり取りするための書式です。
やり取りするデータの種類に制限はありません。

XMLをベースにして財務系データ特化な変更を加えたのがXBRLです。
XMLというくくりの中にXBRLがあります。

XBRL10

また、XBRLの説明を読んでいると、度々「言語」という表現が出てくるはずです。

忘れてください。

忘れちゃって、いいです。

コンピュータの世界で「言語」と出てきたら「プログラミング言語」を連想する人が多いと思います。

違います。

XBRLはプログラミング言語ではありません。
マークアップ言語です。

マークアップ言語は「文章に対して構造を表現する目印の付け方ルール」です。
個人的には「『言語』って表現するのは微妙じゃないかな?」と思っています。

XBRLは

1.データの書式
2.財務系データを表現するためのもの
3.XMLの親戚


です。

それだけ覚えておけば、困ることは少ないはずです。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「XBRL」って単語が出てきたら「財務系の情報を表現するための書式で、XMLの親戚なんだな~」と、お考えください。

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