[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

データディクショナリ (data dictionary)

pointこの用語のポイント

point扱うデータの一覧だよ

point名前や意味を書いておくよ

pointデータ項目を一元管理するためのものだよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

データディクショナリ (data dictionary)とは

そのシステムで扱うデータの定義(名前とか意味とか)をまとめた一覧のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

一言で言えば「そのシステムで扱うデータの定義をまとめた辞書」が「データディクショナリ」です。
日本語で「データ辞書」と呼ばれる場合もあります。

データディクショナリ

例えば、そうですね。

ピヨ太君とピヨ子さんが、ぴよぴよシステムの開発を行っています。

データディクショナリ2

ピヨ太君は、とある機能を作る際に「ミカン」という名前のデータと「リンゴ」という名前のデータを定義して使いました。

データディクショナリ3

ピヨ子さんは、とある機能を作る際に「アップル」という名前のデータと「ケーキ」という名前のデータを定義して使いました。

データディクショナリ4

……あれ?
ピヨ太君の作ったデータ「リンゴ」とピヨ子さんの作ったデータ「アップル」は同じデータっぽいですね。

実際に同じでした。
どちらも、赤くて美味しい「りんご」のつもりで定義したデータでした。

これは良くないですね。
同じデータに対して、別の名前が付いています。

データディクショナリ5

逆のケースも考えられます。

ピヨ子さんが定義したデータ「ケーキ」は苺ショートのつもりでした。

データディクショナリ6

ところがどっこい、ピヨ太君もデータ「ケーキ」を定義してしまいました。
ピヨ太君が定義したデータ「ケーキ」は、ブッシュ・ド・ノエルのつもりです。

データディクショナリ7

これも良くないですね。
別のデータに対して、同じ名前が付いています。

データディクショナリ8

このような事態を避けるために用意する「そのシステムなり何なりで扱うデータの一覧」がデータディクショナリです。
データディクショナリには扱うデータの名前や意味、属性などを書いておきます。

ピヨ太君はデータ「ミカン」「リンゴ」を定義しました。
この「ミカン」と「リンゴ」をデータディクショナリに登録します。

データディクショナリ9

ピヨ子さんはデータ「アップル」「ケーキ」を定義しました……が、データディクショナリを見て気付きました。
ピヨ太のやつが「アップル」っぽいデータに「リンゴ」という名前を付けています。

データディクショナリ10

これを見なかったことにするのはヤバそうです。
ピヨ子さんは自分の使っていた「アップル」を「リンゴ」に変更しました。

データディクショナリ11

そして、データ「ケーキ」のみをデータディクショナリに登録しました。

データディクショナリ12

話は続きます。

ピヨ太君はデータ「ケーキ」を定義しました……が、データディクショナリを見て気付きました。
ピヨ子さんが、すでに「ケーキ」という名前のデータを定義しています。

データディクショナリ13

しかも、ピヨ子さんの定義したデータ「ケーキ」は苺ショートのことです。
ブッシュ・ド・ノエルを使いたいピヨ太君はデータ「ケーキ」を使えません。

データディクショナリ14

仕方がないので、ピヨ太君はデータ「ケーキ」を「BDN」に変更しました。
ちなみに「BDN」は「ブッシュ・ド・ノエル」の頭文字を取ったようです。
ピヨ太のくせに気取りやがって。

データディクショナリ15

これでOKです。
ピヨ太君はデータ「BDN」をデータディクショナリに登録しました。

データディクショナリ16

さらに、ピヨ太君は考えました。
苺ショート以外のケーキも登場したので、苺ショートに対して「ケーキ」という名前を付けておくのは、まぎらわしい気がします。

データディクショナリ17

ピヨ太君はピヨ子さんに頼んで、データ「ケーキ」の名前を「苺ショート」に変えてもらいました。

データディクショナリ18

システムで扱うデータの定義をデータディクショナリにまとめることで

1.同じデータに別の名前を付ける
2.別のデータに同じ名前を付ける


といった事態を回避できます。
扱うデータの定義を一元管理することによって、おかしなことになったり、まぎらわしい事態になることを避けられるわけです。

嬉しいのは、それだけでは、ありません。

そうこうするうちに、ぴよぴよシステムが完成しました。
システムが完成したとき、データディクショナリには以下の内容が書いてあります。

・ミカン
・リンゴ
・苺ショート
・BDN(ブッシュ・ド・ノエル)

(以下略)


データディクショナリに書いてある内容が、ぴよぴよシステムで扱う全データです。
次の開発をしたり、ぴよぴよシステムの中身を理解する上で参考になりそうですよね。

データディクショナリ19

補足として、データディクショナリとしての役割を果たす何かを指して「データディクショナリ」と呼んでいることもあります。
「扱うデータの定義をまとめた一覧」としての役割を果たす何かです。

具体的に何を指すかは、分野や前後の文脈によって変わってくると思います。
それぞれの分野の解説書とかで勉強してください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「データディクショナリ」って単語が出てきたら「扱うデータの定義をまとめた一覧なんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク