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マスターブートレコード (MBR)

pointこの用語のポイント

pointハードディスクの最初に読み込まれる場所だよ

pointOS起動に必要なあれこれが書いてあるよ

pointぶっ壊れると起動できなくなるよ

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簡単に書くよ

マスターブートレコード (MBR)とは

パソコンさんの電源が入れられて、最初に読まれるハードディスク内の場所
であり

パソコンさんがお仕事を始めるためのあれやこれやの情報が書かれている場所
です。

image piyo

詳しく書くよ

突然ですが、ピヨ太君が小説を読もうとしています。

マスターブートレコード

小説を読むときに、最初に読むのは何ページ目でしょうか?

普通に考えれば、1ページ目ですよね。
最初のページから順番に読んでいくはずです。

マスターブートレコード2

それを踏まえて、読み進めてください。

ピヨ太君がパソコンさんの電源をポチッと入れました。

マスターブートレコード3

パソコンさんが、永き眠りから目覚めます。

マスターブートレコード4

眠りから覚めたパソコンさんは、お仕事の準備を始めました。
まずはOS(コンピュータの人格に相当するソフト)やその他の情報が入っているハードディスクを読み始めます。

マスターブートレコード5

パソコンさんは、ハードディスクを「ふむふむ」と読み始めました。
このとき、パソコンさんが最初に読むのは、ハードディスク内のどこでしょうか?

答えは「どこか」です。

今の段階では、具体的に「どこ」と言うのは難しいですけどね。
物事には必ず「はじまり」があります。
ハードディスクを読むときだって、最初に読む「どこか」があるはずです。

マスターブートレコード6

以上を踏まえて「パソコンさんが起動して最初に読むハードディスク内の場所」が「マスターブートレコード」です。
Master Boot Record(マスター・ブート・レコード)」を省略して「MBR」とも呼ばれます。

マスターブートレコード7

マスターブートレコードには、パソコンさんを起動するために必要な情報が、あれやこれやと書いてあります。
例えば「どのOSを起動するか?」や「どんな流れでOSを起動するか?」などです。
電源をポチっと入れられたパソコンさんは、ハードディスク内のマスターブートレコードを「ふむふむ、なるほど」と読んで、その後に何をするか決めます。

……というのが、大雑把な説明です。

マスターブートレコードの仕組みをきちんと理解しようとすると、結構ややこしいです。
うっかり真面目な解説ページを見たりすると

マスターブートレコードはハードディスクの先頭セクタで、ブートローダパーティションテーブルなどが記録されている。BIOSによってブートローダが起動され、ブートローダがパーティションテーブルを参照して、起動するOSが入っているパーティションを判断する。その後、起動パーティション内にあるブートセクタが読み出され、ブートセクタ内の起動プログラムによってOSが起動される。マスターブートレコードが壊れるとOSが起動できなくなる。

とか書いてあって、涙目になると思います。
カタカナ語の勢いにやられそうですね。

一応、ざっくりと説明しておきましょう。

まず、BIOSは「パソコンさんの電源が入って最初に動く、主にハードウェアを制御するプログラム」です。
一般的に、BIOSさんは「マザーボード」と呼ばれる、パソコンさんの中にある大事な部品にくっついています。
電源がポチっと押されると、マザーボードに電気が流れます。
マザーボードに電気が流れると、BIOSさんが叩き起こされます。
叩き起こされたBIOSさんが、ハードディスクを動かしたりキーボードにお仕事の準備をさせたりします。
OSさんのお仕事が始まるのは、その後です。

マスターブートレコード8

パーティションは「ハードディスク内の区切られた領域」です。
ハードディスクがお家だとすれば、パーティションはお部屋のイメージです。

マスターブートレコード9

パーティションテーブルは、ざっくり言えば「お部屋情報」が書いてある場所です。
どんなパーティションがあるかとか、パーティションの状態だとかが記録されています。

マスターブートレコード10

ブートローダは何かをするプログラムです。
何をするかは、読み進めれば分かります。

ブートセクタは、パーティションの先頭にある領域です。
ハードディスクに対するマスターブートレコードと同じような位置付けで、パーティションにはブートセクタがあります。
ブートセクタの中にはOSを起動するためのプログラムが入っています。

以上が用語の意味の説明です。
次にOSが起動するまでの流れを説明していきます。
※OSが起動するまでの流れは、OSの種類や、その他の要因によって微妙に変わります。本ページで取り上げる起動の流れは、一例と捉えてください。

ハードディスクの中には、1つ以上のパーティションがあります。
今回は仮に、2つあったとしましょう。

マスターブートレコード11

ハードディスクの最初に読まれる場所(先頭)にはマスターブートレコードがあります。

マスターブートレコード12

マスターブートレコードの中には、ブートローダとパーティションテーブルがあります。

マスターブートレコード13

また、それぞれのパーティションの先頭にはブートセクタがあります。

マスターブートレコード14

ブートセクタの中にはOSを起動するプログラムがあります。
この「OSを起動するプログラム」も「ブートローダ」と呼んだりしますが、ややこしいので今回は「OSを起動するプログラム」と表現します。

マスターブートレコード15

コンピュータの電源が入ると、BIOSさんは、マスターブートレコードを読みます。

マスターブートレコード16

マスターブートレコードを読みこんだBIOSさんは、ブートローダに「おい、起きろ。おまえの出番だ」と命令します。

マスターブートレコード17

ブートローダはパーティションテーブルを見て、パーティションの情報を把握します。
パーティションテーブルには「パソコンを起動したときに動かすOSが入っているのは、このパーティションだよ」な情報が書いてあります。

マスターブートレコード18

これで、起動するOSの入っているパーティションが分かりました。
次は、ブートセクタの出番です。
OSの入っているパーティションのブートセクタが読み込まれます。

マスターブートレコード19

ブートセクタが読み込まれると、その中にいるOSの起動プログラムに対して「おい、起きろ。起きてOSを起動しろ」な命令が出されます。

マスターブートレコード20

これで最後です。
ブートセクタにいるOSの起動プログラムが、OSを起動します。

マスターブートレコード21

これが、マスターブートレコードの仕組み……というか、OSが起動するまでの流れです。
マスターブートレコードが壊れると、後の処理ができなくなりますよね。
言い方を変えると、マスターブートレコードが壊れると、OSが起動できなくなります。

ここまでの説明を専門家っぽく表現したのが、先ほど書いた

マスターブートレコードはハードディスクの先頭セクタで、ブートローダやパーティションテーブルなどが記録されている。BIOSによってブートローダが起動され、ブートローダがパーティションテーブルを参照して、起動するOSが入っているパーティションを判断する。その後、起動パーティション内にあるブートセクタが読み出され、ブートセクタ内の起動プログラムによってOSが起動される。マスターブートレコードが壊れるとOSが起動できなくなる。

な説明です。

細かい動きは、OSによって違ったり違わなかったりするみたいですけどね。
細かいことは自力で頑張って勉強してください。

あと、技術の進歩と共に、BIOSの後継者っぽい「UEFI」なんてやつが出てきました。
今回説明したのはBIOSにおけるOS起動の流れです。
UEFIの場合は、BIOSとは少し流れが違います。
興味がある方は自力で頑張って勉強してください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「マスターブートレコード(MBR)」って単語が出てきたら「起動して最初に読まれるハードディスク内の場所なんだな~」と、お考えください。

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