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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

善管注意義務

pointこの用語のポイント

point「普通に、ちゃんとやれよ」な義務だよ

point準委任契約とかの話で出てくるよ

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簡単に書くよ

善管注意義務とは

準委任契約の話とかで登場する用語で「普通に考えて無茶じゃない範囲の責任は負ってくださいね」な義務のこと
です。
もう少しサクっと書くと

「普通に、ちゃんとやれよ」のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

別にIT用語というわけでもないですけどね。
契約関係の話で、ちょいちょい出てきます。
覚えておいた方が安全だと思います。

大雑把に言えば「普通に、ちゃんとやってね!」な義務が「善管注意義務」です。
準委任契約の話とかで出てきます。

……と、いきなり言われても分からないですよね。
大丈夫です。
順番に見ていきます。

まずは「準委任契約」の説明をします。

準委任契約は「労働力の提供」に対して、責任と報酬が発生する契約です。

例えば、そうですね。

ピヨ子さんがピヨ太君に「ケーキを作ってちょうだい」と、お願いしました。
それに対して、ピヨ太君は「いいよー。100円ね」と返しました。
ピヨ子さんは「分かったわ」と答えました。

善管注意義務

これで契約は成立です。
あとは実際にやるだけです。

ピヨ子さんはピヨ太君にケーキを作ってもらって、100円を払いました。

善管注意義務2

ピヨ子さんは100円払いましたね。
何に対して100円払ったのでしょう?

実は、これは2通りの解釈ができます。
それは

1.ピヨ太君がやった「ピヨ子さんのケーキを作る行為」に対する支払い
2.ピヨ太君が作った「ケーキそのもの」に対する支払い


の2つです。

1は、ピヨ太君を雇ってケーキを作らせたイメージです。
100円は「ピヨ太君がケーキを作る行為」に対して支払われます。
このような契約形態が準委任契約です。

善管注意義務3

準委任契約は「労働力の提供」に対して、お金が支払われる契約です。
最終的に「ピヨ子さんのケーキを作ったか?」によって、お金を貰えるかが決まります。

あと、ついでなので書いておくと、2は「請負契約」と言います。
こちらは、ピヨ太君が作ったケーキをピヨ子さんが買い取ったイメージです。
100円は「ピヨ太君の作ったケーキ」に対して支払われます。

善管注意義務4

請負契約は「成果物の完成」に対して、お金が支払われる契約です。
最終的に「ピヨ子さんのケーキがあるか?」によって、お金を貰えるかが決まります。

以上が準委任契約(と請負契約)の説明です。
それを踏まえて、読み進めてください。

準委任契約は「労働力の提供」に対して、お金が支払われる契約です。
「ピヨ子さんのケーキを作ったか?」によって、お金を貰えるかが決まります。

ピヨ太君はケーキを作りました。

善管注意義務5

ピヨ太君は依頼されたことをやり遂げました。
ピヨ子さんから100円貰えるはずです。

善管注意義務6

でも、ちょっと待ってください。
ピヨ太君の作ったケーキは、見た目もぐちゃぐちゃ、味もスパイシーな代物でした。
客観的に見て、プロの仕事としては失格です。

善管注意義務7

ピヨ太君の作ったケーキを見て、ピヨ子さんはブチ切れました。
「お金を貰うんだから、最低限の仕事はしろよ!」と激怒したのです。

善管注意義務8

ピヨ子さんが怒るのも、もっともですよね。

この「お金を貰うんだから、最低限の仕事はしろよ!」を果たしましょうね、が善管注意義務です。

繰り返しになりますが、準委任契約は「労働力の提供」に対して、お金が支払われます。
成果物が完成するか否かは関係ありません。
作業をさせたら、お金を払わなくてはいけないのです。

でも、さすがに限度がありますよね。

プロが作業する前提で1時間分のお金を払ったのに、ド素人に作業されて「1時間作業したんだから、1時間分のお金を払え」と言われたら、イラッ!とします。
常識で考えて、許されないでしょう。

はい、許されません。

プロとしてお金をいただくのであれば、プロの仕事をしましょう。
10人に聞いて10人が「う~ん、その成果は払ったお金に見合わないんじゃないかなぁ」と言うような仕事っぷりはダメですよ。

そんな「普通に、ちゃんとやれよ」な義務が善管注意義務です。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「善管注意義務」って単語が出てきたら「『普通に、ちゃんとやれよ』な義務なんだな~」と、お考えください。

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