[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

APM

pointこの用語のポイント

point電源管理に関する規格だよ

pointあれやこれやを主にBIOSで制御するよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

APMとは

パソコンさんの電源管理に関する規格の1つで、電源に関するあれやこれやを主にBIOSで制御するやつ
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
予備知識が多いですが、頑張って付いてきてください。

みなさんもご存じだとは思いますが、パソコンさんは機械です。
電気が通っていないと動きません。
電気が通っていないパソコンさんは、場所を取るだけの役立たずです。
パソコンさんは電気を得て、はじめてお仕事ができます。

APM

ただし、電気が通ればパソコンさんとしてお仕事ができるわけではありません。
他にも必要なものはあります。

その1つが「OS」です。

OSは「パソコンさんの人格に相当するソフト」です。
パソコンさんは、中にOSを入れることによって、パソコンとして動くことができます。
「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。

APM2

それでは、電源ボタンをポチっと押して最初に動き出すソフトはOSでしょうか?
違います。

最初に動き出すのは「BIOS」と呼ばれるソフトです。
一般的に、BIOSは「マザーボード」と呼ばれる、パソコンさんの中にある大事な部品にくっついています。

あなたがパソコンさんの電源をポチっと入れました。

APM3

そうすると、まずマザーボードに電気が流れます。
マザーボードに電気が流れると、BIOSさんが叩き起こされます。
叩き起こされたBIOSさんは、ハードディスクを動かしたりキーボードにお仕事の準備をさせたりします。

OSが動くのは、その後です。

APM4

考えてみれば、当たり前ですよね。

電源を入れて最初に動くのがOSだとしたら、OSが入っていないパソコンさんは、うんともすんとも反応しないことになってしまいます。
実際には、そんなことはありません。
OSが入っていないパソコンさんでも、電源が入れば、何かしらの操作はできます。

それに、OSはハードディスクの中に入っています。
ハードディスクが動いていない状況で、OSが動けるとは思えません。

ということで、電源ボタンをポチっとしてからパソコンさんが動き出すまでの流れは

1.電源を入れる
  ↓
2.BIOSさんが仕事を始める
  ↓
3.BIOSさんの指示によってハードディスクとかが動き出す
  ↓
4.ハードディスクの中にいるOSさんが仕事を始める


になります。

大雑把な説明ですが、OSとBIOSの関係性は頭に入れておいてください。

OS:パソコンとしてのお仕事をさせるためのソフト
BIOS:(機械としての)パソコンを動かすためのソフト


のイメージです。

さて、次にパソコンの電源を切るときの流れを見てみましょう。

パソコンの電源を切るとき、あなたはどうやっていますか?

そうですね。
パソコンさんの電源ボタンをポチっと……押してはいけません。

電源ボタンをポチっと押して電源を切ると、パソコンさんはビックリしてしまいます。
場合によっては、ふてくされて次から仕事をしてくれなくなるでしょう。

APM5

そんな事態を避けるために、パソコンさんの電源を切るときは、画面上から「パソコンの電源を切ってよ処理」を実行します。
いわゆる「シャットダウン」と呼ばれる処理ですね。

そうすると、パソコンさんの機嫌を損ねることなく、電源を切れます。

APM6

ここで、ちょっと考えてみてください。

あなたは「パソコンの電源を切ってよ!」の指示を、画面上で行いました。
この指示を最初に受け取るのは、パソコンさんの中にある何らかのソフトです。

APM7

このソフトが、パソコンさんの本体(機械の部分:ハードウェア)に対して「電源切れってさ!」と、あなたからの指示を伝えます。

APM8

そうすると、パソコンさんの本体(機械部分)は電源を切って眠りにつきます。

APM9

これが、パソコンさんが終了するときの流れです。

1.人間様からの指示
  ↓
2.ソフトが指示を受け取ってハードウェアに伝える
  ↓
3.ハードウェアの電源が切れる


です。

APM10

パソコンの中に限定して見れば、この状況は

ソフトが電源を管理している

と言えるでしょう。

APM11

ふぃ~、やっとたどり着きました。

この、ソフトによるパソコンさんの電源管理に関する決まり事(規格)の1つが「APM」です。
Advanced Power Management(アドバンスド・パワー・マネジメント)」の略で「APM」ですが、別に覚える必要はありません。

パソコンの電源管理に関する勉強をしていると、APM以外に「ACPI」という用語も登場するはずです。
せっかくなので、簡単に比較しておきましょう。

APMでは、パソコンさんの電源管理を主にBIOSでやります。

APM12

ところが、それでは不便を感じる人たちがいたのです。
不便を感じた人たちは、新しく「ACPI」という規格を作りました。

ACPIでは、主にOSさんが電源管理を行います。
BIOSも働きますが、OSのサポート的な位置付けです。

APM13

つまり、APMとACPIでは電源を管理する人が違うのです。

APMでは、ガンコおやじが電源を管理します。
ACPIでは、イマドキの若者が電源を管理します。
そんなイメージです。

ACPIの方がAPMよりも後から作られました。
ACPIの方がAPMよりも自由度が高いです。
その代わり、OSやBIOS、機械がACPIに対応していないと上手く動作しません。

それが、APMとACPIの違いです。
細かく見れば、他にもいろいろありますけどね。
それだけ覚えておけば、困ることは少ないと思います。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「APM」って単語が出てきたら「電源管理に関する決まり事なんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク