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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

搬送波 (carrier wave)

pointこの用語のポイント

point情報を乗せる波だよ

point何も伝えないことを表す波だよ

point電波とか光とかだよ

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簡単に書くよ

搬送波 (carrier wave)とは

糸電話の糸みたいなもの。
もう少し真面目に書くと

電波などの波を使って情報を伝える際に、伝えたい情報を合体させるためにある基準となる波のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。

ある日のことです。
ピヨ太君とピヨ子さんは、童心に帰って糸電話で遊ぶことにしました。

搬送波

何もしゃべっていないときは、糸はピーンと張っています。

搬送波2

ピヨ太君が何かを喋ると、その振動が糸を伝わってピヨ子さんのところに届きます。
このとき、ピヨ太君の喋った内容が振動として伝わるために、糸はゆらゆらします。

搬送波3

例えば電波などを使って情報を伝える際に、この糸電話の糸に相当する立ち位置の波が「搬送波(はんそうは)」です。

と言われても、よく分かりませんよね。
大丈夫です。
今の話を何となく頭の片隅に置いて、続きを読んでください。

今度は、ピヨ太君はピヨ子さんに電波を使って情報を伝えることにしました。
電波でビビビーです。

搬送波4

ちなみに電波もじーっと見ると、ゆらゆらしています。
電波も波なのです。

搬送波5

さて、ピヨ太君は伝えたい情報を波にして送ります。
やり方はいろいろあるのですが、ピヨ太君は「基準となる波を用意して、その変化で情報を伝える」やり方を選びました。

まず、事前にピヨ子さんとの間で「何も伝えないことを表す波」を取り決めておきます。
何も伝えないときは、一定の大きさで、一定のペースで、ゆらゆらさせておくのです。

搬送波6

ピヨ子さんに情報を伝えたいときは、この波のゆらゆら具合を変えます。
波の大きさを変えたり、ゆらゆらのスピードを変えたりですね。
具体的には、伝えたい情報を波に変換して、それを「何も伝えないことを表す波」と合体させます。

搬送波7

そして「何も伝えないことを表す波と、伝えたい情報を変換した波を、合体した波」をピヨ子さんに送るのです。

搬送波8

そうするとピヨ子さんは、いつもと違う波を受け取ることになります。
「何も伝えないことを表す波」である、一定の大きさ&ペースでゆらゆらしている波とはちょっと違う波です。

搬送波9

あとは簡単です。

ピヨ子さんは、やってきた波から「何も伝えないことを表す波」を取り除きます。
そうすると「ピヨ太君の伝えたい情報を変換した波」が残ります。
あとは「ピヨ太君の伝えたい情報を変換した波」からピヨ太君の伝えたい情報を復元すれば、ピヨ太君からピヨ子さんに情報が伝わる理屈です。

搬送波10

このお話における「何も伝えないことを表す波」が搬送波です。
キャリア波」と呼ばれる場合もあります。

搬送波11

搬送波は、情報を変換した波を合体させて相手に届けるために使われます。

あるいは「何も伝えないことを表す波と、伝えたい情報を変換した波を、合体した波」を指して搬送波と呼ぶ場合もあるようですけどね。
いずれにせよ、情報を伝えるために使われる波を指す用語です。

なお、ピヨ太君は、伝えたい情報を波に変換して、それを「何も伝えないことを表す波」と合体させました。
そうすることによって「何も伝えないことを表す波」のゆらゆら具合を変えましたよね。
このように、伝えたい情報を搬送波に乗せる作業、つまり、搬送波のゆらゆら具合を変える作業を「変調」と言います。

搬送波12

逆にピヨ子さんは、やってきた波から元の情報を復元しました。
このように、波から元の情報を取り出す作業を「復調」と言います。

搬送波13

せっかくなので「搬送波」「変調」「復調」はセットで覚えてあげてください。

ちなみに、その気になれば搬送波なんて無くても波を使って情報を伝えることは可能です。
わざわざ波を合体させたり分離したりして情報を伝えるのは、その方が便利なことが多いからです。
一見すると「わざわざ面倒くさいやり方してるな~」と感じるかもしれませんが、人類の英知の結晶ですよ。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「搬送波」って単語が出てきたら「情報を乗せる波なんだな~」と、お考えください。

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