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ハイパースレッディング (Hyper-Threading)

pointこの用語のポイント

pointなんちゃってデュアルコアを実現するための技術だよ

point実際にはシングルコアだよ

pointコンピュータさんから見るとマルチコアに見えるよ

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簡単に書くよ

ハイパースレッディング (Hyper-Threading)とは

CPUのコアに一人二役をやらせる技術。
もう少し具体的に書くと

実際には1つのコアしかないけど、コンピュータさんには複数のコアがあるように見せかける技術
です。

image piyo

詳しく書くよ

一言で言えば、CPUコアに一人二役をやらせる技術が「ハイパースレッディング」です。

……と言われても何がなんだか分からないですよね。
順番に見ていきましょう。

まず、CPUは「実際に計算したりあれやこれやの処理を実行するパソコンの部品」ね。

ハイパースレッディング

パソコンさんの脳みそに相当する部品です。

ハイパースレッディング2

コアは「CPUの脳みそ」です。
CPUの中核で、実際にCPUとしてのお仕事をする部分です。

ハイパースレッディング3

1つのCPUに対して脳みそが1つある状態を「シングルコア」と言います。

ハイパースレッディング4

1つのCPUに対して脳みそが複数ある状態は「マルチコア」です。

ハイパースレッディング5

マルチコアの中でも、1つのCPUに対して脳みそが2つある状態は「デュアルコア」と言います。

ハイパースレッディング6

これが4つになれば「クアッドコア」です。

ハイパースレッディング7

シングルコアの場合、脳みそが1つしかないので、一度にできるお仕事は1つです。
並行処理はできません。

ハイパースレッディング8

マルチコアの場合は、脳みそが複数あるので、複数のお仕事を並行して処理できます。

ハイパースレッディング9

処理するスピードが同じであれば、1つずつやるよりも並行してやった方が、お仕事が終わるのは早いですよね。
コア自体の性能が同じであれば、シングルコアよりもマルチコアの方が性能が良いと言えます。

長くなりましたが、ここまでが予備知識です。

それでは、いよいよ本題に入りましょう。
ここまでを踏まえて「CPUのコアに一人二役をやらせて、実際には1つのコアしかないけど、コンピュータさんには複数のコアがあるように見せかける技術」が「ハイパースレッディング」です。

ハイパースレッディング10

もともと、コアはずっと働き続けているわけではありません。
お仕事が無いときは、ぼーっとして休んでいます。

それに対して「よし!この休んでいる時間が無駄だから、もっと働かせよう!」と悪魔のようなことを考える人が出てきました。
人間社会だったら完全にブラック企業ですね。
でもコンピュータの世界ですから関係ありません。
労災も有給も無い世界なのです。

そんな経緯で(実際にそんな経緯かは知りませんが)、コアの休んでいる時間を利用して一人二役をやらせる技術が登場しました。
そうすることで、普通は1度に1つずつしか処理できないのですが、同時に2つのことを処理できるようになります。

ハイパースレッディング11

言ってしまえば、なんちゃってデュアルコア(1つのCPUに2つのコア)ですね。
この、なんちゃってデュアルコアを実現するための技術がハイパースレッディングです。

注意点として、なんちゃってデュアルコアは、一人二役です。
1つの脳みそを使って、無理やり2つの事を考えています。

そのため、実際に2つの脳みそで考えているデュアルコアには負けます。
脳みその負担が大きいですからね。

ただし、ハイパースレッディングを使っていないシングルコア(1つのCPUに1つのコア)よりは、より多くのことを短時間で処理できます。
今までぼーっとしていた時間もお仕事をさせられていますからね。
いっぱい働かされているので負担も増えていますが、その分、処理できるお仕事も増えているのです。

なお、ハイパースレッディングにおいて、CPUの中に実際にある1つのコアは「物理コア」、コンピュータさんから見たときに見える2つのコアは「論理コア」と言います。
余裕があれば、併せて覚えてあげてください。

ハイパースレッディング12

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「ハイパースレッディング」って単語が出てきたら「CPUのコアに一人二役をやらせる技術なんだな~」と、お考えください。

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