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SVI

pointこの用語のポイント

pointL3スイッチ内部にあるなんちゃってルータとVLANの接点だよ

pointVLAN間ルーティングの話で出てくるよ

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簡単に書くよ

SVIとは

論理的なネットワーク(VLAN)同士を合体させるときにはL3スイッチさんがそれぞれのVLANさんと握手するんだけど、そのとき握手するお手手のこと。
もう少し真面目に書くと

論理的なネットワーク(VLAN)同士を合体させるときに、L3スイッチがそれぞれのVLANとやり取りするための接点のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

小難しい言い方をすると「VLAN間ルーティングを実現するためにVLANと関連づけられるL3スイッチ内部の仮想的なインターフェイス」が「SVI」です。
さっぱり分かりませんね。

順番に見ていきましょう。

VLANは「元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク」ね。
スイッチさんにイタズラすることで、物理的な1つのネットワークを分けて、気分的には2つのネットワークがあることにしたりできます。
突っ込んで考えるとややこしいので、ここでは「論理的なネットワーク」くらいの理解にしておいてください。

SVI

L3スイッチは「ネットワーク層レベルで行き先を振り分けてくれるスイッチ」です。
ネットワーク層は「目的の機器へデータを渡すためのあれこれ」で、スイッチは「ネットワークにおける交通整理員さん」ですが、あまり気にする必要はありません。
IPアドレスを見てデータの行き先を振り分けてくれる機器」くらいの理解で大丈夫です。

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インターフェイスは「何かと何かのくっついている部分」です。
このページにおいては「VLANとL3スイッチのくっついてる部分」を指します。

ここまでが予備知識です。

さて、ここにサッカーネットワークがいたとしましょう。
サッカーネットワークはVLANです。
サッカーネットワークはサッカー好きしか認めません。

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おっと、野球ネットワークが登場しました。
野球ネットワークもVLANです。
野球ネットワークは野球好きしか認めません。

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この状態で、サッカーネットワークと野球ネットワークは仲良くできるでしょうか?
きっと難しいですよね。

サッカー好きしか認めないサッカーネットワークと野球好きしか認めない野球ネットワークが直接やり取りしたら大喧嘩になりそうです。
そこで、間にL3スイッチさんが入って仲を取りもってあげることにしました。

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L3スイッチさんはサッカー好きで、かつ、野球好きです。
サッカーネットワークとはサッカーの話で盛り上がれるし、野球ネットワークとは野球の話で盛り上がれます。

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結果として、それぞれのネットワークは、L3スイッチさんを通すことによって間接的にコミュニケーションが取れるようになりました。
L3スイッチさんがサッカーネットワークと野球ネットワークそれぞれとガッチリ握手したことによって、間接的にサッカーネットワークと野球ネットワークが握手したような状態になったのです。

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これでサッカーネットワークと野球ネットワークは、一つのサッカー&野球ネットワークっぽく振る舞えるようになりました。

めでたしめでたし。

このお話において、それぞれのネットワークとガッチリ握手したL3スイッチさんの手が「SVI」です。
Switched Virtual Interface(スイッチド・ヴァーチャル・インターフェイス)」の略で「SVI」ね。
直訳すると「スイッチの仮想インターフェイス」です。

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もう少し実際に近い例でも見てみましょう。

あるところに2つのVLANがありました。

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一つ目のVLANはサッカーネットワークです。
IPアドレスはサッカー部用のIPアドレスを使います。

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もう一つのVLANは野球ネットワークです。
IPアドレスは野球部用のIPアドレスを使います。

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ピヨ太君は、この2つのVLANを合体させることにしました。

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合体させるためには2つのVLANの仲を取り持つ中継機器が必要です。
幸い、2つのネットワークはL3スイッチでつながっています。
このL3スイッチに中継させることにしましょう。
ちなみに「中継させることにする」ことを専門用語で「ルーティング機能を有効にする」と言ったりします。
お勉強していて似たようなフレーズが出てきたら「ふむふむ、中継させるのね」とお考えください。

L3スイッチさんは、中継するための前段階として、それぞれのVLANとやり取りできなくてはいけません。

サッカーネットワークはサッカー部用のIPアドレスを持つコンピュータたちのネットワークです。
野球ネットワークは野球部用のIPアドレスを持つコンピュータたちのネットワークです。

そこでL3スイッチさんは、サッカーネットワークとやり取りする部分にサッカー部用のIPアドレスを、野球ネットワークとやり取りする部分に野球部用のIPアドレスを割り振りました。
これでサッカーネットワークとも野球ネットワークともやり取りできます。
それぞれのネットワークがL3スイッチさんを自分たちの仲間だと認識しますからね。

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このときの、それぞれのネットワークとやり取りする接点が「SVI」です。

ついでなので、もう少し突っ込んで見てみましょう。

そもそもサッカーネットワークも野球ネットワークもVLANです。
VLANはスイッチさんにイタズラすることで作れる論理的なネットワークです。

スイッチの中にVLANを決定づける要素があります。
だったら、多少強引ですが、スイッチの中にVLANがあると考えても良いはずです。
極端な話、実際にはパソコンが一台もつながっていなくても成り立ちますからね。

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このVLAN同士を中継するのです。
ということはスイッチの中に中継機器(ルータ)があると考えることができます。

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なんちゃってルータがなんちゃってネットワークを中継しているのです。

この「なんちゃってルータのなんちゃってネットワークとの接点」がSVIです。

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如何でしょう。
何となく分かりましたか?

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「SVI」って単語が出てきたら「L3スイッチ内の、VLAN同士を中継するときにそれぞれのVLANとやり取りする部分なんだな~」と、お考えください。

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