[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

OEM

pointこの用語のポイント

point製品の製造工程を外注することだよ

pointあるいは、下請けを遠まわしに言っただけだよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

OEMとは

製品の製造工程を外注すること。
あるいは

下請けのこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

一つの製品が出来あがって世の中に出るためには、考えて、作って、売る、という手順が必要です。

この3つの手順のうち、2つ目の「作って」を他の人(会社)にやってもらうのが「OEM」です。

例えば、ピヨ太君がピヨピヨTシャツを作りたいとしましょう。
胸の部分にはでっかいピヨ太君の顔写真を入れて、サイズは一般的なS、M、Lくらいは揃えたいです。
縫製は丁寧にして、着心地良く、洗っても型崩れしにくいものを考えました。

OEM

わぁ、夢は広がるなぁ。
きっと飛ぶように売れて、大金持ちでがっぽがぽだぁ。
ピヨ太君は夢の世界に旅立っていますが、世の中そんなに甘くありません。
ピヨ太君は大事なことを忘れていたのです。

ピヨ太君が忘れていた大事なこと、それはピヨ太君には実際にピヨピヨTシャツを作る技術も無ければ設備も無いということです。

致命的ですね。

困ったピヨ太君は、副業で縫製工場を経営しているピヨ子さんに相談します。
ピヨ子さんの縫製工場でピヨピヨTシャツを作ってもらおうと考えたのです。

OEM2

ピヨ子さんは、できあがったピヨピヨTシャツをピヨ太君が全部買い取ることを条件に、OKしました。

OEM3

これでピヨ太君とピヨ子さんの間でビジネスライクな関係が成立しました。
流れとしては

ピヨ太君がピヨピヨTシャツを設計する
  ↓
ピヨ子さんがピヨピヨTシャツを製造する
  ↓
ピヨ太君がピヨ子さんからピヨピヨTシャツを買い取る
  ↓
ピヨ太君が自分の商品としてピヨピヨTシャツを売る


となります。

この流れ、出来あがった製品、あるいは製造側の業者をふんわりと指した言葉が「OEM」です。

例えば、ピヨ太君とピヨ子さんの間で取り交わした約束は「OEM契約」と言います。
ピヨ子さんはピヨ太君にピヨピヨTシャツを「OEM供給」していると言い、ピヨ子さんは「OEMメーカー」です。
ピヨ太君のことは「OEM先」と言ったりします。

OEMの説明では「他社ブランドの製品を製造すること」のような説明をされていることがほとんどですが、要するに「製造工程の外注」です。
単に「外注」ではなく「OEM」と表現した場合は「製造工程の」がポイントになります。
他に「設計・製造工程の外注」を意味する「ODM」という用語もありますが、OEMもODMも外注の一形態だとお考えください。
外注の中にOEM、ODMが含まれるイメージです。

OEM4

あと補足しておくとすれば「何の」製造工程か?という部分でしょうか。
一般的には製品(完成品)の製造の外注がOEMで、部品の製造を外注するのはOEMとは言わない、という意見が多いようです。
完成品の自動車を他のメーカーの工場で作ってもらうのはOEMだけど、自動車に取り付けるタイヤを他の工場で作ってもらうのはOEMではない、という意見ですね。
ただ、部品の製造を外注することもOEMに含まれると考える人はいます。

あとは、単に下請けのことを「OEM」と表現する場合もあります。
「下請け」という言葉の響きは、あまり良くないですからね。
「OEM」と表現することで「ボクたちに上下関係は無いよ。対等なパートナーだよ」な雰囲気を出したいのでしょう。

人によって細かい部分の解釈は異なるようです。
あまり神経質にならない方が良いでしょう。
私自身「他社製品のロゴや色だけ変えて自社製品として売るのは、OEMじゃなくてODMじゃないの?(元々の設計をしたのは製造者側だから)」という疑問を持っていますが、気にしないようにしています。

というのが、一般的な意味での「OEM」の説明です。

パソコンソフトに対して「OEM版」という表記がくっつくことがありますが、これは「買ったパソコンに最初から入っている版」程度の意味です。
詳細は用語「OEM版」の解説をご覧ください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「OEM」って単語が出てきたら「製品の製造工程を外注してるんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク