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Wake on LAN

pointこの用語のポイント

pointコンピュータの電源を入れるよ

point遠隔操作で電源を入れるよ

pointマジックパケットをぶつけて電源を入れるよ

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簡単に書くよ

Wake on LANとは

パソコンさん向けモーニングコール機能。
もう少し真面目に書くと

ネットワークにつながっている他のコンピュータから、目的のコンピュータの電源を入れるための仕組み
です。

image piyo

詳しく書くよ

他のパソコンさんから、遠隔操作で電源を入れるための仕組みが「Wake on LAN」です。モーニングコールみたいなものですね。
Wake on LAN」の頭文字を取って「WOL」と呼ばれる場合もあります。

Wake on LANの仕組み自体は、難しいようで簡単です。

他のパソコンさんから思い切りボールを投げます。

Wake on LAN

ボールが寝ているパソコンさんにぶつかります。

Wake on LAN2

寝ているパソコンさんは痛さで目が覚めます。

Wake on LAN3

これがWake on LANの仕組みです。
嘘に聞こえるかもしれませんが、本当の話です。

もう少し実際の状況に近い説明もしておきますね。

たたき起こす方のパソコンさんは「マジックパケット」と呼ばれるデータを、寝ているパソコンさんに送ります。

Wake on LAN4

マジックパケットは寝ているパソコンさんの元に届きます。

Wake on LAN5

マジックパケットを受け取ったパソコンさんは電源が入ります。

Wake on LAN6

他にもやり方はありますが、これが代表的なWake on LANの仕組みです。

なお、Wake on LANを実際に行うためには

1.機器が対応していること
2.設定がしてあること


の2つの条件を満たしている必要があります。

まず「機器が対応していること」ですが、寝ている方のパソコンさんはマジックパケットを受け取ると目を覚まします。
ということは、マジックパケットを受け取ったことに気づけなくてはいけませんよね。
これをやるためには、Wake on LANを行うパソコンさんは完全に熟睡してはいけません。マジックパケットを受け取ったことに気づける程度に、半覚醒状態である必要があります。

具体的には、完全に電源が切れちゃダメなのです。電気が一切通っていない状態になってしまうと、パソコンさんは何もできません。ただの箱です。
これではマジックパケットを受け取っても気づけません。そこで、ちょっとだけ電気を通しておいて、マジックパケットを受け取ったら気づけるように待ち受ける必要があります。

この「ちょっとだけ電気を通しておいて、マジックパケットを受け取ったら気づけるように待ち受ける」が、できり機器もあればできない機器もあるのです。
できない機器ではWake on LANはできません。諦めてください。

これが条件の一つ目「機器が対応していること」です。

次に条件の二つ目「設定がしてあること」のお話です。

先程「ちょっとだけ電気を通しておいて、マジックパケットを受け取ったら気づけるように待ち受ける必要があります」と書きました。
この設定が多くの機器では無効になっています。機器的には対応している場合でも、です。
やればできるけどやらないのです。せっかくのモーニングコールも無視して寝続けます。

この設定を「マジックパケットを待ち受けろ!」に変更してやる必要があります。
「モーニングコールを無視するな!」と言い聞かせてやってください。

これがWake on LANをするときに必要な設定です。
さぁ、これであなたも快適なWake on LAN生活を……あれ?まだできませんか?

それはきっと、マジックパケットがちゃんと届いていないのですよ。

一般的に、ネットワーク上のパソコンさん同士が直接つながっていることはほとんどありません。
その多くは、ルータ等の機器を経由してつながっているはずです。

Wake on LAN7

このルータ等の中継機器が、マジックパケットをガードしている可能性があります。

Wake on LAN8

なんでそんなことをしているのでしょうね?

パッと思いつくのはイタズラ防止です。

マジックパケットをガードしていない場合、Wake on LANに対応している機器の電源が、意図しない形で勝手に入ってしまう可能性があります。
イタズラ目的で誰彼構わずマジックパケットを送り付けようとする輩もいるでしょう。
イタズラじゃないとしても、送り先を間違えてしまう事態は十分に考えられます。場合によっては知らない人の機器の電源が勝手に入ってしまいます。

これはホラーですね。
夜中寝ていると、パソコンさんの電源が勝手に入るのです。パソコンさんとの付き合いが長い私でもビビります。

そんな事態を防ぐためにも「マジックパケットは通さねーぜ」になっている中継機器は多々あります。
裏を返せば、起こすパソコンさんと起こされるパソコンさんの間にある中継機器すべてに「マジックパケットを通してやってや」な設定をする必要があるのです。

Wake on LAN9

少し話が逸れますが、この設定が一般的に「マジックパケットのルータ越え」や「マジックパケットのNAT越え」あるいは「インターネット経由のWake on LAN」と呼ばれている設定です。
単純にルータさんに対して「マジックパケットが来たら捨てないで通してやってね」な設定をするだけなのですが「言うは易し、行うは難し」の典型だったりします。
興味がある方は「マジックパケット ルータ越え」等のキーワードで探してみてください。わちゃわちゃと情報が出てきます。

そんなところでしょうかね。

もう一度まとめておくと、Wake on LANをするためには、機器が対応していて、かつ

1.マジックパケットが届いたら起動するようにする
2.マジックパケットが届くようにする


の2つの設定が必要です。
チャレンジする方は頑張ってください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「Wake on LAN」って単語が出てきたら「遠隔操作でパソコンの電源を入れるための仕組みなんだな~」と、お考えください。

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