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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

EGP

pointこの用語のポイント

point通信プロトコルだよ

pointルーティング(ネットワーク上の道案内)で使うよ

point縄張りの異なる機器間で情報交換をするときに使うよ

point「EGP」がプロコトルの名前で「EGPs」がプロトコルの分類だよ

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簡単に書くよ

EGPとは

ネットワーク上の道案内において、縄張りをまたいで地図に関する情報交換をするときに使うお約束事。
小難しく書くと

異なるAS間で経路情報をやり取りする際に使うルーティングプロトコル
です。
あるいは

ネットワーク上の道案内において、縄張りをまたいで地図に関する情報交換をするときに使うお約束事の一つ
を指す場合もあります。

image piyo

詳しく書くよ

さっぱり分からないと思いますが、大丈夫です。
順番に見ていきましょう。

ネットワークには案内人がいて、やってくるデータの目的地を見て「君はこっちの道を行きなよ」「あなたはこっちに行った方が良いですね」と道案内をしています。
この仕組みを「ルーティング」と言います。
ちなみに案内人は「ルータ」さんです。

EGP

道案内をするときには地図を見ます。
案内人さんも記憶力にはあまり自信がありませんからね。
あらかじめ地図を用意しておいて、地図とデータの目的地を比べて見てから「こっちに行った方が良いよ」と案内してあげるのです。
この道案内のときに使う地図を「ルーティングテーブル」と言います。

EGP2

さて、道案内のときに使う地図ですが、ずっと同じ地図を使い続けるわけには行きません。
例えば新しい道路ができたり、あるいは誰かが引っ越しちゃったりしたら、地図を書き換えてあげる必要があります。

この地図の書き換えは誰がやるのでしょうね?

選択肢は2つです。
人間様にやっていただく方法と、案内人自身がやる方法があります。

地図の書き換えを人間様にやっていただく方法では、人間様が新しい地図を用意してくれます。
案内人自身は、用意された地図を見て案内するだけです。
このやり方、地図の更新を人間様にやってもらうやり方を「スタティックルーティング」と言います。

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地図の書き換えを案内人自身がやる方法は、案内人同士で情報交換をして、自分自身の手で地図を書き換えます。
案内人は他の案内人と情報交換をするのです。
このやり方、地図の更新を案内人自身がやるやり方を「ダイナミックルーティング」と言います。

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地図の更新を案内人自身がやるやり方において、案内人同士はとあるお約束事に従って情報交換をします。
案内人同士が情報交換をするときに従うお約束事を「ルーティングプロトコル」と言います。

EGP5

さて、ここで案内人たちがいる世界、インターネットの世界について見てみましょう。

インターネットはあまりにも大きすぎるネットワークです。
とても一人の人間が、あるいは一つの組織が管理できる規模ではありません。

EGP6

そこで、それぞれの組織は、自分たちの管理できる規模のネットワークを管理しています。

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そして、それぞれの組織の管理するネットワーク同士が合体することで、一つのインターネットの世界が形作られているのです。

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このときの「それぞれの組織の管理するネットワーク」は「自律システム(AS)」と言います。
管理上の縄張りみたいなものです。

ここで先程の道案内における地図の情報交換の話を思い出してください。

実は情報交換する相手は二種類に分類できるのですが、分かりますでしょうか?

そうです。

自分と同じ縄張りの中にいる奴と、自分とは違う縄張りの中にいる奴の二種類です。
ちょっと専門用語を使うと「同じAS内」か「異なるAS間」かです。

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実は情報交換する相手がどちらかによって、情報交換をするときに使うお約束事が異なります。
社内の人と話すときと社外の人と話すときでは、話す内容や気を使うポイントがちょっと違うのと同じです。

つまりルーティングプロトコル(案内人同士が情報交換をするときに従うお約束事)は「同じ縄張りの中で情報交換する用」と「縄張りをまたいで情報交換する用」の2つに分類できるのです。
この2つに分類されたルーティングプロトコルのうち「縄張りをまたいで情報交換する用」のお約束事が「EGP」です。
Exterior Gateway Protocol(イクステリア・ゲートウェイ・プロトコル)」の略で「EGP」ね。

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少し話が逸れますが、同じ縄張りの中で情報交換するときに使うお約束事は「IGP」と言います。
余裕があれば併せて覚えてあげてください。

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また、紛らわしいことに「EGP」という用語には2つの意味があります。
一つは今説明した「お約束事の分類」としてのEGP、もう一つは「お約束事の名前」としてのEGPです。

例えばそうですね。
新しく発見した果物に「果物」という名前を付けたようなものです。
「果物」と言ったときに、リンゴとかバナナも含めた一般名詞としての「果物」を指しているのか、新しく発見した果物の名前である固有名詞としての「果物」を指しているのか紛らわしいですよね。

それと同じことが「EGP」には起こっています。
ルーティングプロトコルの中には「EGP」という名前のお約束事があって、そのEGPは「EGP」に分類されているのです。

ややこしいですね。

EGP12

あまりにもややこしいので、分類としてのEGPは「EGPs」と表現する場合があります。
分類と名前で区別するためですね。

そんなあーだこーだな関係性をまとめると以下のようになります。

IGP13

ルーティングプロトコルは大きく分けて「IGPIGPs)」と「EGP(EGPs)」に分類できます。
IGP(IGPs)に分類されるルーティングプロトコルには「RIP」「OSPF」「IS-IS」「IGRP」「EIGRP」があります。将来的にはもっと増えるかもしれません。
EGP(EGPs)に分類されるルーティングプロトコルには「EGP」「BGP」があります。やっぱり将来的には増えるかもしれません。

ルーティングプロトコルには「EGP」という分類があって、その分類の中に、実際に「EGP」という名前のお約束事があるのです。
「EGP」という単語が出てきたときにどちらを指すかは、文脈から判断してください。
多くの場合は「分類としてのEGP」だと思いますけどね。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「EGP」って単語が出てきたら「縄張りをまたいで地図に関する情報交換をするときに使うお約束事なんだな~」と、お考えください。

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