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目標復旧時点 (RPO)

pointこの用語のポイント

pointディザスタリカバリ(災害対策)の話で出てくるよ

point「いつ時点のデータを復旧できれば何とかなるか」だよ

pointバックアップを取る頻度の目安だよ

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簡単に書くよ

目標復旧時点 (RPO)とは

「いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?」の目安。
別の言い方をすると

バックアップを取る頻度の目安
です。

image piyo

詳しく書くよ

災害前のどの時点に戻ることができれば何とかなるか、つまり、いつ時点のデータを復旧させるかの目安であり、バックアップを取る頻度の目安になるのが「目標復旧時点」です。
Recovery Point Objective」の頭文字を取って「RPO」とも呼ばれます。

それでは実際に見てみましょう。

よく晴れた、ある日のことです。
ピヨ太君の会社(ぴよぴよカンパニー)に隕石が降ってきました。

目標復旧時点(RPO)

隕石はピヨピヨビルに直撃です。
ぴよぴよカンパニーは、えらいこっちゃな状態になりました。

目標復旧時点(RPO)2

ピヨ太君は何とか頑張って復旧作業を進めましたが、ぴよぴよカンパニーではバックアップを月一回しか取っていませんでした。
そのため、復旧することが可能なデータは、災害が起こる一ヶ月前のデータです。
「えー、一ヶ月前かよー。古すぎだよー」とピヨ太君は焦りました。

でも大丈夫です。

このデータは決算書のデータでした。
一ヶ月前どころか半年前から変更はありません。
これだったら、一ヶ月前のデータを復旧できれば問題無いですね。

目標復旧時点(RPO)3

また別の日、今度はアクマ君の会社(アックマン株式会社)に隕石が降ってきました。

目標復旧時点(RPO)4

やっぱり隕石は直撃です。
アックマン株式会社は、えらいこっちゃな状態になりました。

目標復旧時点(RPO)5

でも大丈夫、アックマン株式会社では毎日バックアップを取っています。
復旧することが可能なデータは、災害が起こる前の日のデータです。
アクマ君は、ホッと胸をなでおろしました。

ですが、残念でした。

アックマン株式会社はデイトレードでご飯を食べている会社なのです。
そして、災害にやられたデータは売買結果のデータでした。
災害当日もいろいろと取引をしています。その内容が分からなくなってしまいました。

目標復旧時点(RPO)6

うーむ、一日一回のバックアップでは少なかったようです。
せめて午前中の売買が終わって一回、午後の売買が終わって一回、の一日二回バックアップを取っていれば、少しはマシだったかもしれませんね。

このように、お仕事の内容やデータの種類によって、いつの時点のデータを復旧できれば良いか(災害前のどの時点に戻れれば何とかなるか)は異なります。
それを分析して作った「いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?」な目安が、目標復旧時点(RPO)です。
データを復旧するためにはその元ネタ、バックアップが必要ですよね?
そのため、目標復旧時点は「どの程度の頻度でバックアップを取るか」も意味します。

ちなみに、目標復旧時点という言葉は、事業継続計画(BCP)ディザスタリカバリ(DR)のお話でよく出てきます。
「事業継続計画(BCP)」は「災害等のなんかヤバいことが起こったときに、どうやって事業を続けるかの計画」ね。
「ディザスタリカバリ(DR)」は「災害対策」です。

この事業継続計画やディザスタリカバリでは、以下の用語がよく登場します。

・いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?(目標復旧時点:RPO)
・どれくらいの時間で復旧できれば影響が少ない?(目標復旧時間:RTO
・どの程度のレベルまで復旧するつもり?(目標復旧レベル:RLO
・どれくらいの時間で復旧しないと本気でヤバい?(最大許容停止時間:MTPD


余裕があれば、他の用語も覚えてあげてください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「目標復旧時点」って単語が出てきたら「バックアップを取る頻度の目安なんだな~」と、お考えください。

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