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ディザスタリカバリ (DR)

pointこの用語のポイント

point災害対策のことだよ

point目標復旧時点(RPO)と目標復旧時間(RTO)に注目して計画を立てるのが基本だよ

point目標復旧レベル(RLO)や最大許容停止時間(MTPD)という用語も出てくるよ

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簡単に書くよ

ディザスタリカバリ (DR)とは

災害対策のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

地震や雷、火事などの自然災害や、テロや裏切り、下克上などの自然じゃない災害によってシステムやネットワークが被る被害に対して、その損害が最小限で済むように備えること、あるいは、やられちゃったときに速やかに復旧できるように対策をしておくこと、それが「ディザスタリカバリ」です。
噛み砕くと「もし、なんか災害が起きたらどうしようねー?」と考えておくことです。
Disaster Recovery」の頭文字を取って「DR」と呼ばれる場合もあります。

それでは実際に見てみましょう。

よく晴れた、ある日のことです。
ピヨ太君の会社(ぴよぴよカンパニー)に隕石が降ってきました。

ディザスタリカバリ(DR)

でも大丈夫です。
ピヨ太君はこの日に備えて、ピヨピヨビルの屋上にレーザー砲を設置しておいたのです。

ディザスタリカバリ(DR)2

レーザー砲の威力で隕石は粉々になりました。
ところがどっこい、その粉々になった破片がピヨピヨビルに向かって落ちてきたのです。

ディザスタリカバリ(DR)3

粉々になった破片によって、ピヨピヨビルはやられてしまいました。
でも大丈夫です。
ピヨ太君は万が一のことを考えて、コンピュータをすべてピヨ子さんのお家に移動しておいたのでした。

ディザスタリカバリ(DR)4

ピヨピヨビルはやられてしまいましたが、コンピュータや中身のデータは無事でした。
これなら何とかお仕事を続けられそうですね。良かった良かった。

ピヨ太君は災害に備えて、レーザー砲の設置とコンピュータを避難させる手順を用意していました。
このように、何か災害が起きた際に備えて、被害を最小限にとどめ、速やかに復旧できるように対策を講じるのが、ディザスタリカバリです。

対策を講じる際には

・いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?(目標復旧時点:RPO
・どれくらいの時間で復旧できれば影響が少ない?(目標復旧時間:RTO


の2点に注目して計画を立てるのが基本です。

まずは「いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?(目標復旧時点:RPO)」について見てみましょう。
これは復旧するデータの量や質についての目安です。

例えば、ぴよぴよカンパニーではバックアップを月一回しか取っていなかったとします。
復旧することが可能なデータは、災害が起こる一ヶ月前のデータです。
「えー、一ヶ月前かよー。古すぎだよー」と思うかもしれません。
ですが、このデータは決算書のデータでした。
一ヶ月前どころか半年前から変更はありません。
これだったら、一ヶ月前のデータを復旧できれば問題無いですね。

ディザスタリカバリ(DR)5


逆のケースも考えられます。

アックマン株式会社では毎日バックアップを取っています。
復旧することが可能なデータは、災害が起こる前の日のデータです。
「おー、中々頑張ってるねー」と思うでしょう。
ですが、残念。
アックマン株式会社はデイトレードでご飯を食べている会社なのです。
そして、災害にやられたデータは売買結果のデータでした。
災害当日もいろいろと取引をしています。その内容が分からなくなってしまいました。
うーむ、一日一回のバックアップでは少なかったようです。
せめて午前中の売買が終わって一回、午後の売買が終わって一回、の一日二回バックアップを取っていれば、少しはマシだったかもしれませんね。

ディザスタリカバリ(DR)6

このように、いつの時点のデータを復旧できれば良いか、つまり「災害前のどの時点に戻れれば何とかなるか」が、対策を考える上でのポイントの一つです。

次に「どれくらいの時間で復旧できれば影響が少ない?(目標復旧時間:RTO)」について見てみましょう。
これは復旧スピードの速さです。

例えば、ぴよぴよカンパニーでは災害の後片付けをして再びお仕事をするまで一ヶ月近くかかりました。
あらー、随分のんびり屋さんですね。
でも大丈夫です。
ピヨ太君は元々、一ヶ月に一日しかお仕事していなかったのです。
復旧自体は一ヶ月近くかかりましたが、元々予定していた次のお仕事日にはいつも通りお仕事することができました。

ディザスタリカバリ(DR)7

一方のアックマン株式会社では復旧までに三日かかりました。
皆さんも、もうオチが分かりますよね。
アックマン株式会社では元々、毎日お仕事していました。
三日間お仕事ができなかったことによって、予定していた三日分の売上が入ってこなかったのです。
幸い会社が傾くほどではありませんでした。
だから大丈夫といえば大丈夫なのですが、もう少し早く復旧できる体制を整えておいた方が良かったですね。

ディザスタリカバリ(DR)8

このように、どれくらいの時間で復旧すれば影響がすくないか、つまり「どれ位の速さで立ち直ればお客さまに怒られないか」が、対策を考える上でのもう一つのポイントです。

もう一度まとめておきますね。

災害対策を計画する際の基本的なポイントは

・いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?(目標復旧時点:RPO
・どれくらいの時間で復旧できれば影響が少ない?(目標復旧時間:RTO


です。

それに加えて

・どの程度のレベルまで復旧するつもり?(目標復旧レベル:RLO
・どれくらいの時間で復旧しないと本気でヤバい?(最大許容停止時間:MTPD


という用語も世の中にはあります。

余裕がある方は覚えてあげてください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「ディザスタリカバリ」って単語が出てきたら「災害対策のことなんだな~」と、お考えください。

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