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アクセスポート (access port)

pointこの用語のポイント

pointVLANの話で出てくるよ

pointスイッチの穴の種類だよ

point通るデータの所属するネットワークが決まっているよ

pointパソコンと接続するときに使う穴だよ

point「トランクポート」とよく比較されるよ

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簡単に書くよ

アクセスポート (access port)とは

トランクポートじゃない方のポート
と書くとズルいですかね。

VLANのお話で登場するスイッチにおいて、パソコンさんと接続するときに使う穴(接続口)のこと。
より正確に書くと

VLANのお話で登場するスイッチの穴の種類で、穴を通るデータの所属するネットワークが決まっている穴(接続口)のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

最初に一つ確認させてください。
あなたは「トランクポート」という用語をご存じでしょうか?

トランクポートを理解している方に向けた説明は一言で終わりますので、先に書いておきますね。

ズバリ!

「トランクポートじゃない方の穴」です。

トランクポートはいろいろなネットワークのデータが通りますが、アクセスポートは決まった1つのネットワークのデータしか通りません。
それだけです。

これでトランクポートを理解している方に向けた説明を終わります。
トランクポートを理解している方はお疲れ様でした。

それでは真面目にアクセスポートの説明を書いていきますが、まずは予備知識から行きましょう。

VLAN」は「元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク」ね。
スイッチングハブスイッチ)等で、どのコンピュータがどのネットワークに所属するかを管理することで実現します。

このVLANのお話で登場するスイッチは、当たり前ですが、穴が開いていて、線(LANケーブル)が挿してあります。
そしてその線は、別の機器、パソコンさんや別のスイッチにつながっています。

ここまでが予備知識です。
「VLANのお話ではスイッチが登場しますよ」というのと「スイッチには穴があって線を挿しますよ」というのを覚えておいてください。

それを踏まえて、パソコンさんと接続するときに使う穴、穴を通るデータの所属するネットワークが決まっている穴が「アクセスポート」です。
スイッチの穴の種類……というか、役割を指す言葉です。

例えばここに、スイッチでつながった、物理的な2つのネットワークがあったとします。
それぞれのネットワークの名前は「ネットワーク赤」「ネットワーク青」としましょう。
ネットワーク赤で使っているスイッチの名前は「スイッチα」で、ネットワーク青のスイッチは「スイッチβ」です。
ネットワーク赤にはコンピュータAとコンピュータBが、ネットワーク青にはコンピュータCとコンピュータDが所属しています。

アクセスポート

このネットワーク上に論理的なネットワーク(VLAN)を2つ作りました。
こちらはそれぞれ「サッカーネットワーク」と「野球ネットワーク」としましょうかね。

コンピュータAとコンピュータCはサッカーネットワークに所属するコンピュータです。
コンピュータBとコンピュータDは野球ネットワークに所属するコンピュータです。

アクセスポート2

さて、ここでスイッチαに注目してください。

アクセスポート3

スイッチαには3本の線がつながっています。
コンピュータAにつながっている線(線I)、コンピュータBにつながっている線(線II)、スイッチβにつながっている線(線III)の3本です。

アクセスポート4

線Iの中を通るデータはコンピュータAとやり取りするデータです。
サッカーネットワークに所属するデータになります。

アクセスポート5

線IIの中を通るデータはコンピュータBとやり取りするデータです。
こちらは野球ネットワークに所属するデータです。

アクセスポート6

線IIIの中を通るデータはコンピュータAとやり取りするデータ、及び、コンピュータBとやり取りするデータです。
サッカーネットワークのデータも通りますし、野球ネットワークのデータも通ります。

アクセスポート7

このときの線I、線IIを挿す穴がアクセスポートです。
それぞれ、穴を通るデータの所属するネットワークが決まっています。

同じように、スイッチβも見てみましょう。

アクセスポート8

スイッチβにも3本の線がつながっています。
スイッチαにつながっている線(線IV)、コンピュータCにつながっている線(線V)、コンピュータDにつながっている線(線VI)の3本です。

アクセスポート9

スイッチαの例と同じように、線IVの中を通るデータは、サッカーネットワークのデータと野球ネットワークのデータです。
コンピュータCとやり取りするデータも通りますし、コンピュータDとやり取りするデータも通ります。

アクセスポート10

線Vの中を通るデータはコンピュータCとやり取りするデータです。
サッカーネットワークに所属するデータが通ります。

アクセスポート11

線VIの中を通るデータはコンピュータDとやり取りするデータです。
野球ネットワークに所属するデータが通ります。

アクセスポート12

このときの線V、線VIを挿す穴がアクセスポートです。
それぞれ、穴を通るデータの所属するネットワークが決まっています。

線I、線II、線V、線VIを挿す穴(アクセスポート)を通るデータは、所属するネットワークが決まっています。
つまり「アクセスポートを通るデータは、基本的に一つのネットワークのデータだけ」と言えます。

そのためアクセスポートは「1つのVLANのみに所属するうんちゃらかんちゃらなポート」などと説明されていることも多いです。
「1つのVLANのみに所属する」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は「この穴を通るのは一つのネットワークのデータだけだよ」ということです。
よく分からなければ(もちろん例外もありますが)「パソコンと接続するときに使う穴」と思っても構いませんよ。

アクセスポート13

ちなみにスイッチ同士をつないでいる方の穴、いろいろなネットワークのデータが通る穴は「トランクポート」と呼びます。
余裕があれば覚えてあげてください。

アクセスポート14

見も蓋も無い話ですが、普通にVLANをやっている限りは、ほとんどの穴をアクセスポートとして使います。
トランクポートとして使うのは「タグVLAN」と呼ばれる接続方式でスイッチ同士を接続するときがほとんどです。
それ以外はほぼ、アクセスポートとして使います。

「トランクポート」「アクセスポート」の説明がよく分からなかった、という方は、割り切って

トランクポート:スイッチと接続するときに使う穴
アクセスポート:コンピュータと接続するときに使う穴


と考えてしまっても構いません。
もちろん例外はありますが、困る機会は多くないと思います。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「アクセスポート」って単語が出てきたら「穴を通るデータの所属するネットワークが決まっている穴なんだな~」と、お考えください。

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