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可変長サブネットマスク (VLSM)

pointこの用語のポイント

point大きさの違うサブネットを作る方法だよ

pointサブネットごとに使うサブネットマスクが違うよ

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簡単に書くよ

可変長サブネットマスク (VLSM)とは

大きさの違うサブネットを作る方法。
もう少し細かく書くと

一つの大きなネットワークにいくつかのサブネットがあるとして、そのサブネットごとに違うサブネットマスクを使うやり方のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

サブネット」や「サブネットマスク」の意味が分からない方は、そちらからお勉強してください。
ここから先の説明はサブネット化の仕組みを知っていることが前提になっています。

……。

サブネット関連のお勉強は済みましたか?
それでは可変長サブネットマスク(VLSM)について見ていきましょう。

例えばネットワークアドレス

10進数表記:192.168.0.0
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00000000


ネットワークがあったとします。
サブネットマスクは

10進数表記:255.255.255.0
2進数表記:11111111.11111111.11111111.00000000


です。
このネットワークに含まれるIPアドレス

10進数表記:192.168.0.0
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00000000


から

10進数表記:192.168.0.255
2進数表記:11000000.10101000.00000000.11111111


までになります。

可変長サブネットマスク(VLSM)

これをサブネット化してみましょう。

サブネットマスクを

10進数表記:255.255.255.128
2進数表記:11111111.11111111.11111111.10000000


に変更してみました。

そうするとネットワークアドレスが

10進数表記:192.168.0.0
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00000000


で、含まれるIPアドレスが

10進数表記:192.168.0.0
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00000000


から

10進数表記:192.168.0.127
2進数表記:11000000.10101000.00000000.01111111


までのネットワークと、ネットワークアドレスが

10進数表記:192.168.0.128
2進数表記:11000000.10101000.00000000.10000000


で、含まれるIPアドレスが

10進数表記:192.168.0.128
2進数表記:11000000.10101000.00000000.10000000


から

10進数表記:192.168.0.255
2進数表記:11000000.10101000.00000000.11111111


までのネットワークに分かれます。

可変長サブネットマスク(VLSM)2

このとき、2つのネットワークのサブネットマスクは同じですよね。
IPアドレスが192.168.0.0~192.168.0.127までのネットワークも192.168.0.128~192.168.0.255までのネットワークも同じサブネットマスク

10進数表記:255.255.255.128
2進数表記:11111111.11111111.11111111.10000000


を使っています。

余談ですが、このようにすべてのサブネットで同じサブネットマスクを使うやり方は「固定長サブネットマスク(FLSM)」と言います。

話を戻して、2つに分割されたサブネットのうち1つ目のネットワークに注目してください。
IPアドレスが192.168.0.0~192.168.0.127までのネットワークです。

これをもっと分割してみませんか?

例えばサブネットマスクを

10進数表記:255.255.255.192
2進数表記:11111111.11111111.11111111.11000000


に変更してみましょう。

そうするとIPアドレスが192.168.0.0~192.168.0.127までのネットワークは、ネットワークアドレスが

10進数表記:192.168.0.0
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00000000


で、含まれるIPアドレスが

10進数表記:192.168.0.0
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00000000


から

10進数表記:192.168.0.63
2進数表記:11000000.10101000.00000000.00111111


までのネットワークと、ネットワークアドレスが

10進数表記:192.168.0.64
2進数表記:11000000.10101000.00000000.01000000


で、含まれるIPアドレスが

10進数表記:192.168.0.64
2進数表記:11000000.10101000.00000000.01000000


から

10進数表記:192.168.0.127
2進数表記:11000000.10101000.00000000.01111111


までのネットワークに分かれます。

可変長サブネットマスク(VLSM)3

これまでの流れで

・192.168.0.0~192.168.0.255(サブネットマスク:255.255.255.0)

だった1つのネットワークは

・192.168.0.0~192.168.0.63(サブネットマスク:255.255.192.0)
・192.168.0.64~192.168.0.127(サブネットマスク:255.255.192.0)
・192.168.0.128~192.168.0.255(サブネットマスク:255.255.128.0)


の3つのネットワークに分かれました。

可変長サブネットマスク(VLSM)4

このときのサブネットマスクに注目してください。

3つに分かれた後は、ネットワークによってサブネットマスクの値が違いますよね?サブネットマスクが「255.255.255.192」のネットワークと「255.255.255.128」のネットワークが混在しています。

これが「可変長サブネットマスク(VLSM)」です。サブネットによって違う値のサブネットマスクを使うことができます。

サブネットマスクの値が違うということは、ネットワークの大きさが違うということです。
つまり可変長サブネットマスク(VLSM)によって、違う大きさのネットワークを作ることができるのです。

これは便利ですね。

例えば100人のグループと50人のグループがあったとします。
固定長サブネットマスク(FLSM)では同じ大きさの部屋しか作れませんので、100人部屋を2つ作ることになります。
そうすると50人のグループの部屋には無駄が出ますよね。100人用なのに50人しかいないわけですから。
可変長サブネットマスク(VLSM)によって、このような事態を改善できるのです。
小難しい言い方をすると、IPアドレスを効率的に運用することができます。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「可変長サブネットマスク(VLSM)」って単語が出てきたら「サブネットごとに違うサブネットマスクを使うやり方なんだな~」と、お考えください。

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