[ 通常表示 ]  [ 簡易表示 ]  [ シンプル表示 ]

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

アドレスクラス (address class)

pointこの用語のポイント

pointIPアドレスの分類方法だよ

pointIPアドレスを2進数に直したときの最初の方を見て、クラスAからクラスEまで分類するよ

pointクラスによってネットマスクの値が決まるよ

point今はほとんど使われていないよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

アドレスクラス (address class)とは

すべてのIPアドレスはクラスA~Eのどれかに分類されちゃうよ~な考え方。
もう少し小難しく書くと

IPアドレスの分類方法のひとつで、IPアドレスを2進数に直したときの最初の方を見て、クラスAからクラスEまで分類するやり方のこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

IPアドレス」は「ネットワーク上の住所」ね。
IPv4と呼ばれるIPアドレスの場合、理屈上は

0.0.0.0

から

255.255.255.255

までのIPアドレスが存在し得ます。
これは10進数での表記ですが、2進数に直すと

00000000.00000000.00000000.00000000

から

11111111.11111111.11111111.11111111

までです。

ここでIPアドレスの左の方に注目してください。

クラスA:0xxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
クラスB:10xxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
クラスC:110xxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
クラスD:1110xxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx
クラスE:1111xxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx

※「x」は0か1の数字

の5つに分類することができますよね。
「『できますよね』とか言ってんじゃねーよ。なんでそんなルールで分けるんだよ」と思うかもしれませんが、それは最初に考えた人に言ってください。
とにかく、このようなルールでIPアドレスを分類すること、もしくは分類したものが「アドレスクラス」です。

アドレスクラス

例えばクラスAに該当するIPアドレスは「2進数で書いたときに0から始まるIPアドレス」です。

00000000.00000000.00000000.00000000

から

01111111.11111111.11111111.11111111

までになります。
一番左の数字が「1」になるとクラスBからクラスEのどれかになってしまいますからね。
クラスAに分類されるIPアドレスは上記の範囲です。
少し見難いので10進数に直すと

0.0.0.0

から

127.255.255.255

までになります。

同じようにクラスBは「2進数で書いたときに10から始まるIPアドレス」、クラスCは「2進数で書いたときに110から始まるIPアドレス」、クラスDは「2進数で書いたときに1110から始まるIPアドレス」、クラスEは「2進数で書いたときに1111から始まるIPアドレス」が分類されます。
これらのクラスに分類されるIPアドレスの範囲をまとめると、以下の表のようになります。

クラスIPアドレス
クラスA0.0.0.0~127.255.255.255
クラスB128.0.0.0~191.255.255.255
クラスC192.0.0.0~223.255.255.255
クラスD224.0.0.0~239.255.255.255
クラスE240.0.0.0~255.255.255.255

例えばIPアドレス「192.168.0.2」を例に取ると、

192.0.0.0~223.255.255.255

の範囲にあるので「クラスC」に分類されることが分かりますよね。

このようにIPアドレスが決まれば、どのクラスに分類されるかが決まります。
そしてクラスが決まると、使用されるネットマスクも自動的に決まるのです。
「ネットマスク」は「IPアドレスのどこからどこまでが『どのネットワークですよ~』な情報で、どこからどこまでが『どのコンピュータですよ~』な情報かを示す情報」ね。

例えばクラスAのIPアドレスでは「255.0.0.0」をネットマスクとして使うことになっています。同じようにクラスBのIPアドレスで使うネットマスクは「255.255.0.0」です。クラスCでは「255.255.255.0」を使います。クラスD、Eはちょっと特殊なので気にしないでください。
そういうルールになっています。

クラスとネットマスクの関係を表にまとめると以下のようになります。

クラスネットマスク
クラスA255.0.0.0
クラスB255.255.0.0
クラスC255.255.255.0
クラスD-
クラスE-

おわかりいただけたでしょうか。
アドレスクラスで分類することによって、IPアドレスが決まればクラスが決まり、ついでにネットマスクも決まるのです。
余談ですが、このクラスによって決まるネットマスクは「ナチュラルマスク」や「デフォルトマスク」と言いますよ。

これが基本です。これをもっと細かいネットワークに分けたいときはサブネット化します。

いや~、数字が多くて大変したね。お疲れ様でした。

しかし、ここで残念なお知らせがあります。

ここまで書いておいてなんですが、アドレスクラスによる分類は今はほとんど使われていません。
クラスの考え方を無視する「CIDR(サイダー)」と呼ばれる方式が主流になっています。
CIDRの詳細については、用語「CIDR」の解説をご覧ください。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「アドレスクラス」って単語が出てきたら「IPアドレスの分類方法なんだな~」と、お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク