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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

ビルトインコマンド (built-in command)

pointこの用語のポイント

pointコマンドだよ

pointシェルの中に最初から組み込まれているよ

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簡単に書くよ

ビルトインコマンド (built-in command)とは

コンピュータ株式会社の受付のおねーさんの副業。
真面目に書くと

シェルの中に組み込まれているコマンドのこと
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。

シェルは「人間様からの入力をコンピュータさんに伝えるプログラム」ね。

ビルトインコマンド

コンピュータを1つの会社に例えれば、シェルは受付のおねーさんです。

ビルトインコマンド2

ついでなので書いておくと、コンピュータを使う人間が会社への訪問者、パソコンの中身が会社で働いている人に相当します。

ビルトインコマンド3

あなたがパソコンの中身と直接やり取りをすることはありません。
あなたがやり取りする相手は、シェルです。
シェルがあなたの代わりに、パソコンの中身とやり取りしてくれます。

ビルトインコマンド4

シェルの詳細は用語「シェル」の説明をご覧ください。

さて、実はこのシェルさん、中々器用なやつでしてね。
副業もやっているのです。
その副業が「ビルトインコマンド」です。

ビルトインコマンド5

例えば、人間様が「ロケットパンチを打て!」というコマンドを入力したとします。
そのコマンドをシェルは中継します。
ロケットパンチを打つのがお仕事のプログラムさんに「ねぇねぇ、人間からロケットパンチを打て!って命令されたよ~」と伝えるのです。
あとはロケットパンチを打つのがお仕事のプログラムさんが、実際にロケットパンチを発射します。

ビルトインコマンド6

これが普通のコマンドの流れです。

次に人間様が「空を飛べ!」というコマンドを入力したとします。
そのコマンドをシェルは中継……しようと思ったのですが、実はこのシェル、副業で「空を飛ばすお仕事」もやっていました。
それでしたら話は簡単ですね。
どこにも中継しないでシェル自身がそのお仕事をします。

ビルトインコマンド7

これがビルトインコマンドの流れです。

シェル自身がそのお仕事をできるので他のプログラムに中継する必要がないコマンドが「ビルトインコマンド」です。

ここから少しだけ話が専門的になります。
よく分からない人は最後まで読み飛ばしてください。

UNIX系のOSLinuxとか)には「which」コマンドというコマンドがあります。
この「which」コマンドは「実際にお仕事をするプログラムは誰?」というのを探すコマンドです。
例えば

which more

と入力すると

/bin/more

という結果が表示されます。
これは「『more』ってコマンドを入力したら、誰がそのお仕事をするの?」という質問に対して「『/bin/more』がお仕事するよ」とお返事がきた状態です。

つまり「more」コマンドを実行すると、その命令を受け取ったシェルは「more」コマンドの本体である「/bin/more」に中継します。

ビルトインコマンド8

次に

which cd

と入力してみます。
「『cd』ってコマンドを入力したらどいつがお仕事するの?」と質問してみました。
この答えは

cd: shell built-in command.

のようになります。
「cd」というコマンドはビルトインコマンドだと言っていますね。
つまり「cd」というコマンドを入力すると、他の人に中継しないで、シェルさんが自身がお仕事をしてくれるのです。

ビルトインコマンド9

このように、シェル自身がお仕事をするコマンド、シェルの副業になっているコマンドがビルトインコマンドです。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「ビルトインコマンド」って単語が出てきたら「シェルに組み込まれているコマンドなんだな~」と、お考えください。

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