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RAID0+1

pointこの用語のポイント

point複数のハードディスクをまとめて1つのハードディスクっぽく扱う技術だよ

pointRAID0したものをRAID1するよ

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簡単に書くよ

RAID0+1とは

複数のハードディスクを組み合わせて1台のハードディスクっぽくする技(RAID)のやり方のひとつ
であり

まずRAID0で処理速度を上げて、さらにRAID1で信頼性も上げちゃうぜ!なやり方
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

RAID
RAID0
RAID1


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

RAIDは「複数のハードディスクHDD)を合体させて1つのハードディスクっぽく扱う技術」です。
「なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)」ですね。
詳細は用語「RAID」の説明を、ご覧ください。

RAID0+1

RAID0は「RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方」です。
別の内容を並行作業で書き込むので処理速度が速くなります。

RAID0+12

RAID1は「RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方」です。
同じ内容を複数のハードディスクに書くので、どちらかのハードディスクがぶっ壊れてももう片方があるから大丈夫な気分になれます。

RAID0+13

以上を踏まえて「RAID0とRAID1の良いとこ取りをしちゃおうぜ!」と考えた人が生み出したであろうRAIDのやり方(のひとつ)が「RAID0+1」です。
RAID0(データを細切れにして分けて保存)構成になっているハードディスクを複数台使ってRAID1(同じ内容をコピー)構成にします。

RAID0+14

少しややこしいので具体例を挙げて見ていきますね。

あるところに

・ハードディスクA
・ハードディスクB
・ハードディスクC
・ハードディスクD


の4つのハードディスクがありました。

RAID0+15

ハードディスクAとハードディスクBはRAID0(データを細切れにして分けて保存)な構成になっています。
実際にはハードディスクAとハードディスクBの2つのハードディスクがありますが、外から見ると1つのハードディスクABに見えます。

RAID0+16

同じように、ハードディスクCとハードディスクDもRAID0(データを細切れにして分けて保存)な構成になっています。
実際にはハードディスクCとハードディスクDの2つのハードディスクがありますが、外から見ると1つのハードディスクCDに見えます。

RAID0+17

この2つのハードディスク

・ハードディスクAB(ハードディスクA+ハードディスクB)
・ハードディスクCD(ハードディスクC+ハードディスクD)


をRAID1(同じ内容をコピー)にしたのが「RAID0+1」です。
ハードディスクABとハードディスクCDには同じ内容が書き込まれます。

RAID0+18

さて、この「RAID0+1」構成になっているハードディスクA~Dにデータを保存してみましょう。
まずはデータ1をハードディスクABに保存しようとします。

RAID0+19

ハードディスクABはハードディスクCDとRAID1(同じ内容をコピー)な構成です。
データ1はハードディスクCDにも保存されます。

RAID0+110

ハードディスクABは、実際にはハードディスクAとハードディスクBです。
2つのハードディスクがRAID0(データを細切れにして分けて保存)になっています。
データ1は、バラバラになって、ハードディスクAとハードディスクBに保存されます。

RAID0+111

ハードディスクCDもハードディスクABと同じです。
ハードディスクCDは、実際にはハードディスクCとハードディスクDです。
2つのハードディスクがRAID0(データを細切れにして分けて保存)になっています。
データ1は、バラバラになって、ハードディスクCとハードディスクDに保存されます。

RAID0+112

最終的な状態は

■ハードディスクAB
 ハードディスクA:データ1-1、データ1-3
 ハードディスクB:データ1-2、データ1-4

■ハードディスクCD(ハードディスクABのコピー)
 ハードディスクC:データ1-1、データ1-3
 ハードディスクD:データ1-2、データ1-4


になります。

RAID0+113

これが、RAID0+1です。
RAID0(データを細切れにして分けて保存)な構成になっている「なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)」を、さらにRAID1(同じ内容をコピー)にした構成です。

ややこしいですね。

さらにややこしいことに、RAID0+1と似て非なるやり方で「RAID1+0」というやり方があります。

※ここから先は、今まで以上にややこしい話です。RAID0+1について何となく分かれば満足な人は、読む必要はありません。RAID0+1の説明は終わっています。まだ余裕がある人は、気が向いたら読んであげてください。

RAID1+0は、RAID1(同じ内容をコピー)な構成になっている「なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)」を、さらにRAID0(データを細切れにして分けて保存)にした構成です。
RAID0+1とはRAID0とRAID1にする順番が逆なやり方です。

詳細はここでは説明しませんが、先の例に当てはめるとRAID1+0は

■ハードディスクABCD
 ■ハードディスクAC
  ハードディスクA:データ1-1、データ1-3
  ハードディスクC:データ1-1、データ1-3(ハードディスクAのコピー)
 ■ハードディスクBD
  ハードディスクB:データ1-2、データ1-4
  ハードディスクD:データ1-2、データ1-4(ハードディスクBのコピー)


のような状態になります。

RAID0+114

どちらも、それぞれのハードディスクの中に入っているデータは同じです。
ですが、全体で見ると全くの別物です。

一般的には、RAID0+1よりRAID1+0の方が、ぶっ壊れにくいと言われています。

先ほどの例でいえば、RAID0+1は

・ハードディスクAB
・ハードディスクCD


の2つがあるイメージです。

ハードディスクABとハードディスクCDには同じ内容が書き込まれています。
困るのは、ハードディスクABとハードディスクCDの両方が壊れたときです。
片方だけが壊れる分には、何とかなります。

RAID0+115

それでは、ハードディスクABが壊れる条件は何でしょうか。

ハードディスクABはハードディスクAとハードディスクBがRAID0(データを細切れにして分けて保存)で合体しています。
ハードディスクAかハードディスクBのどちらかが壊れた時点で、ハードディスクABが壊れたことになります。
壊れた方に入っているデータが、なくなりますからね。

RAID0+116

同じ理屈で、ハードディスクCかハードディスクDのどちらかが壊れた時点で、ハードディスクCDが壊れたことになります。

RAID0+117

つまり、RAID0+1の場合、データがなくなるパターンは

・ハードディスクAとハードディスクCが壊れる
・ハードディスクAとハードディスクDが壊れる
・ハードディスクBとハードディスクCが壊れる
・ハードディスクBとハードディスクDが壊れる


の4パターンあるのです。

一方、RAID1+0の場合は、どうでしょうか。

RAID1+0は、ハードディスクACとハードディスクBDがRAID0(データを細切れにして分けて保存)になったハードディスクABCDがあるイメージです。
ハードディスクACとハードディスクBDのどちらかが壊れたら、データがなくなります。

RAID0+118

おや、片方壊れたらアウトですか。
こっちの方が弱そうですね。

ところが違うのです。

ハードディスクACは、ハードディスクAとハードディスクCがRAID1(同じ内容をコピー)になっています。
ハードディスクACが壊れたことになるのは、ハードディスクAとハードディスクCの両方が壊れた時点です。

RAID0+119

どちらかが生き残っていれば大丈夫です。
両方に同じデータが入っていますからね。

同じ理屈で、ハードディスクBDが壊れたことになるのは、ハードディスクBとハードディスクDの両方が壊れた時点です。

RAID0+120

つまり、RAID1+0の場合、データがなくなるパターンは

・ハードディスクAとハードディスクCが壊れる
・ハードディスクBとハードディスクDが壊れる


の2パターンしかありません。

同じ4台のハードディスクを使っていますが、データがなくなるパターンは

■RAID0+1
・ハードディスクAとハードディスクCが壊れる
・ハードディスクAとハードディスクDが壊れる
・ハードディスクBとハードディスクCが壊れる
・ハードディスクBとハードディスクDが壊れる

■RAID1+0
・ハードディスクAとハードディスクCが壊れる
・ハードディスクBとハードディスクDが壊れる


です。

これが、RAID0+1よりRAID1+0の方が信頼性が高いと言われる理由です。

ややこしい説明でしたね。
よく分からなかったら、ごめんなさい。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「RAID0+1」って単語が出てきたら「RAID0したものをRAID1するんだな~」と、お考えください。

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