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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

シェル (shell)

pointこの用語のポイント

pointプログラムだよ

point人間様からの入力をコンピュータに伝えるよ

pointWindowsにおける「コマンドプロンプト」みたいなものだよ

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簡単に書くよ

シェル (shell)とは

コンピュータ株式会社の受付のおねーさんのこと。
もう少し真面目に書くと

人間様からの入力をコンピュータさんに伝えるプログラムのこと
です。
イメージしにくければ

Windowsにおける「コマンドプロンプト」みたいなもの
と考えても構いません。

image piyo

詳しく書くよ

例えば、ピヨ太君が「空を飛べ!」と入力したとします。
その入力を受けて、コンピュータの中にいる実際に仕事をするやつに「ねぇねぇ、ピヨ太が『空を飛べ!』って言ってるよ?」と伝える役目を果たすプログラムが「シェル」です。

シェル

コンピュータをひとつの会社に例えると、受付のおねーさんみたいなイメージですかね。

シェル2

訪問者であるピヨ太君は、受付のおねーさんに用件を言います。
例えば「ピヨ太ママに弁当を渡しに来ました」と言ったとしましょう。

シェル3

受付のおねーさんは、ピヨ太君の代わりにピヨ太ママに用件を伝えてくれます。
受付のおねーさんはピヨ太ママに「ご子息様が、お弁当を届けに来てくださったようです」と伝えてくれました。

シェル4

おっと、どうやらピヨ太ママは取り込んでいるようです。
ピヨ太ママは受付のおねーさんに「お茶でも出して待たせておいて」と言いました。

シェル5

受付のおねーさんはピヨ太君に「まぁ、茶でも飲んで待ってろや」というのを丁寧な口調で告げました。

シェル6

この受付のおねーさんの役割を果たすプログラムが「シェル」です。
人間様とコンピュータの中身の仲介をします。

シェル7

ついでに書いておくと、ピヨ太君がパソコンを使っている人間です。
ピヨ太ママは、パソコンの中身に相当します。

シェル8

本来はWindowsコマンドプロンプトなども「シェル」と言えます。
コマンドプロンプトも、人間様の入力をコンピュータに伝えるプログラムですからね。

ただし、一般的には、UNIXOSLinuxとか)のそれを指して「シェル」と呼ぶことが多いでしょう。

UNIX系OSのシェルは、人間様がログインすると、動き出します。
ログイン直後に動き出すシェルは「ログインシェル」と言います。

シェル9

人間様がログアウトすると、シェルの仕事も終わりです。
お疲れ様でした。

シェル10

ログイン中の入力は、すべてシェルが受け取ります。
シェルの手によって、しかるべきプログラムに人間様の指示が伝えられます。

シェル11

あなたがパソコンの中身と直接やり取りすることはありません。
あなたがやり取りする相手は、シェルです。
そして、シェルがあなたの代わりに、パソコンの中身とやり取りしてくれます。

シェル12

よく分からなければ、訪問者の相手をする広報担当みたいなものだと思ってください。
訪問者が来ると、広報担当が対応します。
訪問者が社内の人間と直接やり取りすることは、ありません。
必ず広報担当を通して、コミュニケーションを取ります。
それと同じイメージです。

もう少し、コンピュータっぽい説明もしておきましょう。
最初に「OS」と「カーネル」について、説明しておきます。

コンピュータの中にはOSが入っています。
OSは「パソコンさんの人格に相当するソフト」です。
「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
パソコンさんは、中にOSを入れることによって、パソコンとして動くことができます。

シェル13

OSの中には「カーネル」と呼ばれる部分があります。
カーネルは「OSの中核部分として頑張っているソフトウェア」です。
OSを一つの組織と見なした場合、カーネルさんは中心人物です。
こいつがいなければ始まりません。

シェル14

ただし、カーネルさんだけでは組織の運営が成り立ちません。
シェルやデーモンといった、その他のソフトウェアを手足のように使うことによって、はじめて組織が回ります。

「カーネルさんは大事なやつだけど、カーネルさんだけではOSは成り立たない」と理解してください。
カーネルさんとあれやこれやのソフトウェアが組み合わさって、一つのOSが出来あがっています。

シェル15

シェルの勉強をしていると、シェルのイメージ図を見かけることがあるはずです。
よくあるイメージ図では、丸いカーネルをシェルが取り囲む絵が描かれます。

シェル16

このイメージ図の意味するところは

人間様はカーネルと直接やり取りできないからな

です。

カーネルを取り囲むようにシェルが配置されています。
シェルに触れずにカーネルにたどり着くことはできません。

シェル17

よって、カーネルとやり取りしたければ、シェルに取り次ぎを頼む必要があります。

シェル18

あなたはシェルに指示を伝えます。

シェル19

シェルがカーネルに指示を伝えます。

シェル20

カーネルの返事はシェルが受け取ります。

シェル21

あなたは、シェルの口から、カーネルの返事を聞きます。

シェル22

これが、シェルの役割です。
もったいぶって書きましたが、流れは受付のおねーさんの話と一緒ですね。

シェルは、人間様に対するコンピュータさん側の窓口です。
あなたはシェルとやり取りすることによって、コンピュータを操作します。

なお、UNIX系OSのシェルは、いろいろあります。
受付のおねーさんが複数人いるイメージです。
相手をしてくれるおねーさんは1人ですけどね。
2人以上のおねーさんが待機していて、あなたは好きなおねーさんを選べます。
また、途中で、相手をしてくれるおねーさんを変えることもできます。

実際のシェルは

sh
bash
ksh
csh
tcsh
zsh


などです。
この中から好きなおねーさん、もとい、シェルを選んで使います。

それにしても、いろいろなシェルがありますね。
これだけあるのですから、仲の良いシェルや悪いシェルもありそうです。

そうです。
シェルには派閥があります。

「sh」を筆頭に「sh」「bash」「ksh」がsh系派閥です。
「csh」を筆頭に「csh」「tcsh」がcsh系派閥です。
そして、どちらの派閥とも仲良くしたがっている「zsh」があります。

シェル23

受付のおねーさんに例えれば、色気ムンムン系のsh系派閥、知的ビューティ系のcsh派閥、才色兼備を目指すzshみたいなイメージです。
同じ派閥のシェルは、特徴や使い方が似ています。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「シェル」って単語が出てきたら「人間の入力をコンピュータに伝えるプログラムなんだな~」と、お考えください。

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