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環境変数

pointこの用語のポイント

pointOSが持っている変数だよ

pointみんなで一緒に使えるよ

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簡単に書くよ

環境変数とは

コンピュータさんが持っている、値を入れておく箱(変数)。
もう少し具体的に書くと

コンピュータの人格に相当するソフト(OS)が動いているときに使える変数
であり

すべてのプログラムで一緒に使える「みんなで仲良く使ってね~」な変数
です。

image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは「OS」と「変数」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は、適当に読み飛ばしてください。

OSは、パソコンさんの「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
パソコンさんはOSを入れることで、はじめてパソコンとしてのお仕事ができます。
ちなみに「OS」という用語が世間に広まったきっかけがパソコンなので「パソコン」と書きましたが、スマホやその他のコンピュータ類でも同じです。

環境変数

OSと呼ばれるソフトには、いくつかの種類があります。
パソコンさんの世界では、WindowsMacLinux辺りが有名どころです。
スマホの世界であれば、iOSAndroidなどが主流です。

OSはパソコンさんの人格に相当するソフトです。
パソコンさんの中にWindowsを入れれば「はーい、ボクはWindowsだよー」な人格になりますし、Linuxを入れれば「ヘーイ、ミーはLinuxさー」な人格になります。

環境変数2

変数は「プログラミング言語における『値を入れておく箱』」です。
今回はプログラミング言語うんぬんは気にしないでください。
とにかく「値を入れておく箱」です。

環境変数3

以上を踏まえて、OSの持ち物で、OSが動いているときに使える変数が「環境変数」です。

「OSが動いているとき」は言い換えると「コンピュータが動いているとき」です。
つまり、環境変数は

コンピュータの持ち物で、コンピュータが動いているときに使える変数

とも言えます。

環境変数4

コンピュータさんが持っている環境変数は1つではありません。
いろいろな名前の箱を、たくさん持っています。

環境変数5

Windowsを例に説明しますが、コマンドプロンプト(コンピュータに詳しい人が使う黒い画面)を開いて

set

入力すると、例えば以下のような内容が表示されます。

ALLUSERSPROFILE=C:\ProgramData
APPDATA=C:\Users\piyota\AppData\Roaming
CommonProgramFiles=C:\Program Files\Common Files
CommonProgramFiles(x86)=C:\Program Files (x86)\Common Files
CommonProgramW6432=C:\Program Files\Common Files
COMPUTERNAME=PIYOTA-PC
ComSpec=C:\Windows\system32\cmd.exe
FP_NO_HOST_CHECK=NO
HOMEDRIVE=C:
HOMEPATH=\Users\piyota
LOCALAPPDATA=C:\Users\piyota\AppData\Local
LOGONSERVER=\\PIYOTA-PC
NUMBER_OF_PROCESSORS=2
OS=Windows_NT
Path=C:\Windows\system32;
PROCESSOR_ARCHITECTURE=AMD64
PROCESSOR_IDENTIFIER=Intel64 Family 6 Model 23 Stepping 10, GenuineIntel
PROCESSOR_LEVEL=6
PROCESSOR_REVISION=170a
ProgramData=C:\ProgramData
ProgramFiles=C:\Program Files
ProgramFiles(x86)=C:\Program Files (x86)
ProgramW6432=C:\Program Files
PROMPT=$P$G
PSModulePath=C:\Windows\system32\WindowsPowerShell\v1.0\Modules\
PUBLIC=C:\Users\Public
SESSIONNAME=Console
SystemDrive=C:
SystemRoot=C:\Windows
TEMP=C:\Users\piyota\AppData\Local\Temp
TMP=C:\Users\piyota\AppData\Local\Temp
USERDOMAIN=piyota-work
USERNAME=piyota
USERPROFILE=C:\Users\piyota
windir=C:\Windows


少し見にくいかもしれませんが、すべての行に「=」があります。
この「=」の左側が箱の名前です。
「=」の右側が箱に入っている値です。

例えば

COMPUTERNAME=PIYOTA-PC

という行があります。

これは「COMPUTERNAME」という箱に「PIYOTA-PC」という値が入っていることを意味します。

環境変数6

「COMPUTERNAME」は、その名の通り、コンピュータ名を入れておく箱です。
箱「COMPUTERNAME」に値「PIYOTA-PC」が入っています。
このことから、私のパソコンのコンピュータ名は「PIYOTA-PC」だと分かります。

さて、この箱ですが、コンピュータ(正確にはOS)が持っているものです。

コンピュータさんは懐が深いやつなので、ケチケチしません。
誰かに「ねーねー。この箱の中身は何?」と聞かれたら、教えてあげます。
すべてのプログラムに対して平等です。

ピヨ太プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『PIYOTA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数7

ピヨ子プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『PIYOTA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数8

環境変数に設定されている値は、すべてのプログラムで使えるのです。

例えば、画面のどこかにコンピュータ名を表示しているプログラムでは、環境変数「COMPUTERNAME」の中身を見て、表示しているはずです。

環境変数は見るだけではありません。
中身を変更したり、環境変数自体を追加・削除することもできます。

環境変数を変更する方法は、大きく分けて2つあります。
それは

1.コンピュータの設定を変える
2.プログラムの中から設定する


の2つです。

1.コンピュータの設定を変える

は、変更した内容がずっと残るやり方です。

例えば、環境変数「COMPUTERNAME」の中身を「PIYOTA-PC」から「AKUMA-PC」に変えたとしましょう。

環境変数9

そうすると、本当の意味で箱の中身が置き換わります。

コンピュータさんは、ピヨ太プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『AKUMA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数10

ピヨ子プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『AKUMA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数11

すべてのプログラムにとって、箱「COMPUTERNAME」の中身が置き換わりました。

一方の

2.プログラムの中から設定する

は、変更した内容が残らないやり方です。

例えば、アクマ君プログラムが環境変数「COMPUTERNAME」の中身を「PIYOTA-PC」から「AKUMA-PC」に変えたとしましょう。

環境変数12

そうすると、アクマ君プログラムにとっては箱の中身が置き換わります。
それ以外のプログラムにとっては置き換わりません。

コンピュータさんは、アクマ君プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『AKUMA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数13

ピヨ太プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『PIYOTA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数14

ピヨ子プログラムから「箱『COMPUTERNAME』の中身は何?」と聞かれたら「『PIYOTA-PC』だよ」と教えてあげます。

環境変数15

アクマ君プログラムにとって、箱「COMPUTERNAME」の中身が置き換わりました。
それ以外のプログラムにとっては置き換わっていません。
アクマ君プログラムが終了すれば、最初の状態と何も変わりない状態に戻ります。

その気になれば、プログラムの中から設定して、箱の中身をずっと置き換えることもできますけどね。
よく分からないうちは

1.コンピュータの設定を変える→みんなに影響あり
2.プログラムの中から設定する→そのプログラムにだけ影響あり


と覚えておけば良いと思います。

image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「環境変数」って単語が出てきたら「コンピュータさんが持っている変数なんだな~」と、お考えください。

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