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cmd

何するコマンド?

コマンドプロンプトを起動するコマンド。



書き方

cmd [オプション]



オプション

オプション説明
/C 【コマンド】起動したコマンドプロンプト上で【コマンド】を実行した後、コマンドプロンプトを終了する
/K 【コマンド】起動したコマンドプロンプト上で【コマンド】を実行した後、コマンドプロンプトを終了しない
/S「/C」「/K」オプションと併用して、【コマンド】内の文字列の扱いを変更する
/Q「echo off」の状態でコマンドプロンプトを起動するらしいけど、私の環境では効きませんでした
/Dコマンドプロンプトを起動したときにレジストリの「AutoRun」に登録されているコマンドを実行しない
/A結果をANSI形式(Shift-JIS)で出力する
/U結果をUnicode形式で出力する
/T:【色】起動したコマンドプロンプトの文字色と背景色を指定する
/E:【ON/OFF】コマンド拡張機能を【ON/OFF】にする
/F:【ON/OFF】ファイル名やフォルダ名の補完機能を【ON/OFF】にする
/V:【ON/OFF】遅延環境変数の展開を【ON/OFF】にする

補足事項

コマンドプロンプトは「コンピュータに詳しい人がよく使う、Windowsにくっついている黒い画面」ね。

cmd【コマンド】

オプションがわちゃわちゃとありますが、あまり気にする必要はありません。
恐らく

cmd /C 【コマンド】

で、特定のコマンドを実行した後に起動したコマンドプロンプトを終了する、くらいしか使うことは無いと思います。

それでは「cmd」コマンドの使い方を見ていきましょう。

オプションを何も指定しないで

cmd

を実行すると、現在のコマンドプロンプト上で、新しいコマンドプロンプトが起動します。
新しい画面が開くわけではないのでご注意ください。
あくまで「現在の画面上で」新しいコマンドプロンプトが起動します。

オプション「/C」「/K」は、新しく起動したコマンドプロンプト上でコマンドを実行するためのオプションです。
例えば

cmd /C "dir"



cmd /K "dir"

を実行すると、新しく起動したコマンドプロンプト上で「dir」コマンドが実行されます。

「/C」と「/K」の違いは、コマンドを実行した後の動きです。
「/C」オプションは、コマンドを実行した後に、起動したコマンドプロンプトを終了します。
一方「/K」オプションは、起動したコマンドプロンプトを終了しません。
要するに

cmd /C "dir"



cmd /K "dir & exit"

が同じ動きです。

これが「/C」オプションと「/K」オプションです。

「/S」オプションは「/C」「/K」オプションと併用して使うオプションです。
「/S」オプションを指定することによって、コマンドとして指定された文字列の扱いが変わります。

例えば

cmd /C "C:\Program Files (x86)\hoge.exe"

を実行したとしましょう。
これは

C:\Program Files (x86)\hoge.exe

を新しいコマンドプロンプト上で実行(つまり起動)する命令です。

この命令に対して「/S」オプションを指定して

cmd /S /C "C:\Program Files (x86)\hoge.exe"

とすると

"C:\Program Files (x86)\hoge.exe"

の部分の解釈の仕方が変わります。
半角スペースを基準として

C:\Program

までがコマンドの部分、残りの

Files (x86)\hoge.exe"

がコマンド「C:\Program」に対するパラメータと解釈されるようになるのです。
あらまぁ、って感じですね。

これが「/S」オプションです。
単独では使わず「/C」もしくは「/K」と併用します。

「/Q」オプションはechoをoffにするオプション……らしいですが、何故か私の環境(Windows 7)ではoffになりませんでした。変なのー。

「/D」オプションは、新しいコマンドプロンプトを起動したときに、レジストリの「AutoRun」に登録されているコマンドを実行しないようにするオプションです。
レジストリの

\HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\AutoRun

もしくは

\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\AutoRun

バッチファイルを登録しておくと、コマンドプロンプトが起動した瞬間に登録されているバッチファイルも実行されるのですね。
それに対して「余計なことすんな!」と命令するためのオプションです。

これが「/D」オプションです。
「起動時に余計なことすんな!」オプションですね。

「/A」オプションは結果をANSI形式で出力するためのオプションです。
ANSIはShift-JISだと思って構いません。

「/U」オプションは結果をUnicode形式で出力するためのオプションです。

「/T」オプションは新しく起動したコマンドプロンプトの色を指定するためのオプションです。
例えば

cmd /T:81

を実行すると、背景色が灰色、文字色が青色のコマンドプロンプトが起動します。

cmd【コマンド】2

色の指定は、16進数2桁で行います。
左の桁が背景色を表す16進数で、右の桁が文字色を表す16進数です。
数字と色の対応は以下の通りです。

数字
0
1
2
3水色
4
5
6黄色
7
8灰色
9明るい青
A明るい緑
B明るい水色
C明るい赤
D明るい紫
E明るい黄色
F輝く白

この数字の組み合わせで色を指定しますが、背景色と文字色を同じ色にすることはできません。
例えば

cmd /T:00

と指定すると、無視されます。

この色の指定方法は「color」コマンドと同じです。
要するに

cmd /T:81



cmd /K "color 81"

と同じ扱いになります。

これが「/T」オプションです。
起動したコマンドプロンプトの色指定用のオプションですね。

「/E」オプションは、新しく起動したコマンドプロンプトのコマンド拡張機能をON/OFFするオプションです。

cmd /E:ON

でコマンド拡張機能がONに、

cmd /E:OFF

でコマンド拡張機能がOFFになります。

コマンド拡張機能が何かピンと来ない方もいると思いますが「ONにするとコマンドがパワーアップする」くらいの認識で構いません。
元々「ON」になっているので、特別にOFFにしなければいけない事情が無い限りは、気にしなくて良いオプションです。

これが「/E」オプションです。
コマンド拡張機能をON/OFFします。

「/F」オプションは、新しく起動したコマンドプロンプトのファイル名やフォルダ名の補完機能をON/OFFするオプションです。

cmd /F:ON

でファイル名やフォルダ名の補完機能がONに、

cmd /F:OFF

でファイル名やフォルダ名の補完機能がOFFになります。

ファイル名やフォルダ名の補完機能が何かピンと来ない方もいると思いますので、補足しておきますね。

cmd /F:ON

を実行して、新しくコマンドプロンプトを起動した状態で、Ctrlキーとアルファベットの「f」のキーを押してみてください。
押す毎に、今自分がいるフォルダの中にあるファイルの名前やフォルダの名前が表示されるはずです。

あるいはCtrlキーとアルファベットの「d」のキーを押してみてください。
今度は、自分がいるフォルダの中にあるフォルダの名前が順番に表示されるはずです。

それがファイル名やフォルダ名の補完機能です。
文字通りファイル名やフォルダ名を補完してくれます。

これが「/F」オプションです。
ファイル名やフォルダ名の補完機能をON/OFFします。

いよいよ最後のオプションです。
「/V」オプションは、遅延環境変数の展開をON/OFFするオプションです。

cmd /V:ON

で遅延環境変数の展開がONに、

cmd /V:OFF

で遅延環境変数の展開がOFFになります。

「遅延環境変数の展開」は主にバッチファイルで登場する用語です。
詳細は用語「遅延環境変数」の解説をご覧ください。

このオプションは、あまり気にする必要ありません。
バッチファイルを起動するとき以外は、ほぼ無関係なオプションです。
また、あくまで個人的な意見ですが、遅延環境変数の展開に対する対処はバッチファイル内で行うべきだと考えています。
「/V」オプションを使う必要に迫られる事態自体を避けた方が良いと思いますよ。

話がそれましたが、これが「/V」オプションです。
遅延環境変数の展開をON/OFFします。

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