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第四回:有線 VS 無線


コンセプトは少しずつ固まってきたよ、でもまだまだこれからだーね、超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。皆さんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある第四回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

有線 VS 無線

です。

「世の中には二種類の機器がある。線が有る機器と線が無い機器だ!」と言ったのは私ですが、例えばインターネットをやるときの線(有線LAN無線LAN)、例えばマウス有線マウス無線マウス)、ちょっと歴史をさかのぼると電話(黒電話と携帯電話)のように、役割は同じだけど線がある機器と線が無い機器があります。

そこで今回は、インターネットをやるときに使う線を例に、有線無線の比較記事を書いていきます。

まぁ「比較記事」って程大げさなものではないのですけどね。
先にネタばらしをしてしまうと、有線と無線の違いは

コンピュータさんにとって便利なのが「有線」、人間様にとって便利なのが「無線」

です。
これは最後のまとめで書く結論なので、知らないふりをして読み進めてください。


有線って何?無線って何?


まず最初に、そもそも「有線」とか「無線」って何なのでしょうね?

ズバリ!お答えしましょう。

線が有るのが有線で、線が無いのが無線です。

あっ、石を投げないでください。いぢめないでケロ。そんなのは見れば分かりますよね。冗談です。ほんの軽いピヨジョークですよ。ごめんなさい。真面目に書きます。

線の中を電気がビビビーっと通ってやり取りするのが有線で、空気中を電波がビビビーっと通ってやり取りするのが無線です。

えっ?さっきの説明と大して違いが無い?気のせいですよ、気のせいです。さっきの説明よりは凄い高尚な説明です。そういうことにしてあげてください。というか、これは前振りなんです。ここからが本番です。

華麗に言い訳をしつつ、まずは有線と無線を個別に見ていきますね。


有線ってどんなの?


先程、有線は「線が有る」「線の中を電気がビビビーっと通ってやり取りする」と書きました。これが何を意味するかというと「良くも悪くも線で守られている」ことを意味します。

舗装された一本道の道路をイメージしてください。その中を通るのが有線です。
そこを通る車は、道路に沿って走らなくてはいけません。その日の気分で曲がったり折り返したりはできません。道路ありきでその通りにしか移動できないのです。
その代わり、横から突然車が飛び出してきたりすることもありません。道路に沿って走っていれば、基本的には安全に目的地に着けます。

有線の場合、電気さんは線の中しか通れません。線を飛び出して自由に移動することはできないのです。敷かれたレールに乗っかって、その上を走るしかありません。その代わり、電気さんに向かってやってくる邪魔者たちは線(の壁)ががっちりとガードしてくれます。

これが有線です。


有線のメリット・デメリット


それでは有線にするとどんなメリットがあるのでしょうか?反対にどんなデメリットがあるのでしょうか?

有線にするメリット、それは中を通る電気さんが安心して移動できることです。

先程、有線を「舗装された一本道の道路」に例えました。
舗装された一本道の道路を走るときは、車間距離さえきちんと取っておけば、接触事故は理論上起こりません。また、きちんとガードレールや壁を作っておけば、外から子供が飛び込んできたり、銀行強盗がいきなりやってきて車を乗っ取られることもありません。邪魔者は入ってこれないのです。

つまり「快適に走れる環境である」ということです。
邪魔者が入ってこれないので高品質、高安全性に繋がります。通信がぶちぶち切れたりしにくいですし、悪い奴に盗聴されたりもしにくいのです。

これが有線のメリットです。それではデメリットはどうでしょうね?

有線のデメリット、それは線が邪魔なことです。単純な話ですね。
目的地に着くためには、まず道路を通す必要があります。道なき道を走ることはできません。ということは、目的地の場所が変われば道路を通し直さなくていけないということです。「機器の移動が面倒くさい」「レイアウトに制限がある(線が届く場所にしか置けない)」ということに繋がります。

これが有線のデメリットです。

有線のメリット・デメリットをもう一度まとめておくと

有線のメリット
・邪魔者が入り難い(高品質、高安全性に繋がる)

有線のデメリット
・線が邪魔(機器の移動が面倒くさい、レイアウトに制限が出る)


となります。


無線ってどんなの?


それでは次に、無線について見てみましょう。

先程、無線は「線が無い」「空気中を電波がビビビーっと通ってやり取りする」と書きました。これが何を意味するかというと「良くも悪くもフリーダム」であることを意味します。

すごい大きな原っぱをイメージしてください。その中を通るのが無線です。
そこを通る車は、好きなルートを通って自由に移動できます。縛るものは何もありません。俺は風だ!風になったんだー!と好きに動けます。
ただし、それは皆同じです。油断していると横から急に車が出てきて接触事故を起こすかもしれません。何がどこから出てくるか分からない、油断ならない環境なのです。

無線の場合、電波さんは空気中を自由に移動します。レールはありません。いつ、いかなる場所からでも目的地に向かって最短ルートを移動できます。その代わり、守ってくれるものはありません。邪魔者たちの影響をダイレクトに受けます。

これが無線です。


無線のメリット・デメリット


それでは次に、無線のメリット・デメリットを見てみましょう。

無線にするメリット、それは線が邪魔にならないことです。
先程、無線を「すごい大きな原っぱ」に例えました。
これは、どこにいても、どんなルートでも、(邪魔者がいない限りは)自由に移動できるということです。そのため、機器の移動やレイアウト変更が簡単です。

一方でデメリットもあります。

無線のデメリット、それは邪魔者が入りやすいことです。他の人からの干渉を受けやすいと言っても良いかもしれません。

あなたの電波さんは基本的にフリーダムですが、フリーダムなのはあなたの電波さんだけではありません。他の電波さんたちも好き勝手に移動しています。原っぱを移動している人が増えてごみごみしてくれば、それだけ接触事故も起こりやすくなります。また、遮るものが無いので、悪い奴等がちょっかいを出しやすい環境でもあるのです。
つまり、品質・安全性に(有線と比べると)難有り、と言えます。

これが無線のデメリットです。

無線のメリット・デメリットをもう一度まとめておくと

無線のメリット
・線が邪魔にならない(機器の移動が楽、有線に比べてレイアウトが自由)

無線のデメリット
・邪魔者が入りやすい(有線に比べて低品質、低安全性になりやすい)


となります。


有線と無線、どっちがオススメ?


ここまで、有線と無線について個別に見てきました。
今度は有線と無線を比較して、どっちがオススメかを検討してみます。

その前に、復習を兼ねて、有線と無線のメリット・デメリットをもう一度載せておきますね。

有線のメリット
・邪魔者が入り難い(高品質、高安全性に繋がる)

有線のデメリット
・線が邪魔(機器の移動が面倒くさい、レイアウトに制限が出る)


無線のメリット
・線が邪魔にならない(機器の移動が楽、有線に比べてレイアウトが自由)

無線のデメリット
・邪魔者が入りやすい(有線に比べて低品質、低安全性になりやすい)


ふむふむ、なるほど。比較すれば一目瞭然ですね。

品質重視、コンピュータさんにより良い仕事をして欲しければ有線がオススメです。
使い勝手重視、人間様が楽したければ無線がオススメです。

つまり、身も蓋も無い結論ですが、ケース・バイ・ケースということです。

人間様にとってどちらかが便利かは考えるまでもありません。無線でしょう。
これは歴史を見ても明らかです。

電話にしろ何にしろ、初期の製品はその多くが有線です。それを改良していった結果、無線が登場しています。

ということは、作っている人たちは、無線の方が便利だと考えているはずです。有線の方が便利だと考えているのであれば、わざわざ無線の製品は生み出したりはしません。

じゃあ、無線でいーんじゃん?

ここで悩ましいのが品質です。
無線はたまにプチプチ切れます。機器との距離や、周りの環境(壁の材質、障害物の有無、同じような機器を使用している人の有無などなど)に影響を受けるので、昨日は使えていたけど今日は使えない、さっきは繋がらなかったけど今は繋がる、繋がらなかった原因はあるだろうけど調べようがない、といった事態になりやすいのです。
※技術が進んで大分差は無くなりましたが、それでも品質面では有線に劣ると個人的には考えています。

以上のことから、オンラインゲームをやっていたり、大きなファイルを頻繁に受け渡ししていたり、プチッとでも切れると困る人は有線にするべきです。たまにホームページを見たりするくらいだな~な人は無線で構わないでしょう。

ただし、有線でも無線でも大して違いが無いなら、有線にしておいた方が無難だとは思います。無線はあくまでライトユーザー向け、もしくは外出先で使う用、無線にするなら「繋がらない」って文句言うな、というのが個人的な意見です。


まとめ


今回は「有線 VS 無線」をテーマに、思いついたことを書いてみました。
有線と無線の違いをざっくり一言で言うと

コンピュータさんにとって便利なのが「有線」、人間様にとって便利なのが「無線」

です。
コンピュータさんにより良い仕事をしてもらいたいなら有線にしてあげましょう。仕事の質が多少落ちても自分が楽をしたいなら無線でどーぞです。



思いつきで始めて惰性で続ける予定の「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。良いのか悪いのか分からないまま書いていますが、まずは質より量を重視して、これからもちまちまと書いていこうと思います。コンゴトモヨロシク。