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「TCP」と「UDP」の違い

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予備知識


用語意味
プロトコルお約束事
通信プロトコル通信する上でのお約束事
OSI参照モデル「通信機能ってどんな仕組みにするの?」ってのを整理した共通ルール
トランスポート層OSI参照モデルの第4層で、目的の機器への『正しい』信号の受け渡しに関するあれこれを定めたもの

それぞれの用語の意味


用語意味
TCP通信する上でのお約束事の一つで「安全性重視で会話のキャッチボールをしましょう」な方式
UDP通信する上でのお約束事の一つで「スピード重視で会話のキャッチボールをしましょう」な方式

似ているところ


どちらも通信に関するお約束事(通信プロトコル)です。もう少しく詳しく書くと、どちらもOSI参照モデルのトランスポート層にあたる通信プロトコルです。


違うところ


何を重視しているかが違います。
TCPは安全性重視です。送り手がデータをぽいっと送ったら、受け取り側は「受け取ったよ~」とお返事を出します。「受け取ったよ~」のお返事がくれば「あぁ、ちゃんと届いたな」と安心できますよね。つまりTCPは「確認しながらやり取りするから漏れなく伝わる可能性は高いですよ、その代わり密にコミュニケーションを取るからスピードは遅くなりまっせ」なやり方です。


「TCP」と「UDP」の違い1

一方のUDPは速度重視です。送り手がデータをぽいっと送ったら、間髪入れずに次のデータをぽいっと送ります。受け取り側の事情は考慮しません。きちんと受け取ったかは気にしないことにします。その代わり、全部送るまでに掛かる時間はTCPに比べて少なくて済みます。つまりUDPは「確認無しで送りつけるからちゃんと届くかは微妙ですよ。その代わりガンガン送りつけるからスピードは早いですよ」なやり方です。


「TCP」と「UDP」の違い2

またTCPは1対1の通信で使えます。UDPは1対多の通信でも使えます。


備考


一般的に、欠けて困るデータはTCPで送ります。例えばインターネットにはTCPが使われています。ちょっとくらい欠けても何とかなるデータはUDPで送ります。例えば印刷とか音楽のストリーミング配信とかですね。1ドット欠けたり、何万分の1秒途切れたりしてもそんなに気にはならないでしょう。むしろチンタラやってガッツリ止まっちゃう方がよっぽど困ります。

例えばTCPさんとUDPさんが働いている会社があったとしましょう。
お客さまプレゼン資料を5部ほど印刷しておいて欲しいときはTCPさんに頼みます。お客さまに渡す資料ですからね。きちっとした物が欲しいです。
一方、社内打ち合わせの資料を100部ほど印刷しておいて欲しいときはUDPさんに頼みます。社内なので、ちょっとくらいミスがあってもフォローは難しくないでしょう。それよりも打ち合わせ開始に資料の用意が間に合う方が大事です。

そのような使い分けです。


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