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第二十二回:文系出身者はIT業界で不利なのか?


さてさてさて、冬も深まり、寒さが厳しくなってまいりました。私は自営業なので、ここぞとばかりに引きこもっております。コタツ、さいこー!ヾ(´∀`)ノおっと、全国のサラリーマンやOLさんを敵に回してしまいましたかな。まぁ、広い心で許してくださいよ。自営だとボーナスとか縁がないんですから。どの立場も良し悪しじゃないですか。えっ?サラリーマンなのにボーナスが出ない?それは私が昔々に所属していた会社と同じですね。ドンマイ!そんな強気なのか弱気なのか分からない発言をしたところで、本題に入りましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある第二十二回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

文系出身者はIT業界で不利なのか?

です。

今回のテーマは、文系出身の新人エンジニアの方から、ご提案いただきました。
ありがとうございますm(__)m

やっぱりですね。
IT関係って理系のイメージが強いじゃないですか。
文系出身だと最初のうちは差を感じることも少なからずあるようなのですね。

そんな「あぁ、やっぱり文系だとIT業界って不利なのかなぁ」と考えている人に向けて、私の考えを何となく書いてみます。

ちなみに、お忙しい人向けに先に結論を書いておくと、

・長い目で見れば、文系・理系の違いはない
・最初のうちは文系・理系の差を感じるのが当たり前


と私は考えています。

文系と理系で差はあるけどないよ!

ですね。

なお、本コラムにおける「文系」「理系」は学生時代の専攻を意図しています。
「文字に強い人」「数字に強い人」的な意味ではありません。
「学生時代に国語とか社会の勉強を頑張ってしてきた人」「学生時代に数学とか理科の勉強を頑張ってしてきた人」の意味です。
それを踏まえて、読み進めてください。

それでは、私の考えの根拠なんぞを、つらつらっと書いていきましょう。
ちなみに今回はビール(発泡酒)を飲みながら書いています。
変な誤字脱字があったら、ごめんなさい。


そもそも、IT業界でやっていく上で必要な能力って何よ?


私はプログラマ・SEよりの仕事をしているので、その経験を元に書きますね。
プログラマ・SEに求められる能力というのは

1.プログラムを読み書きする力
2.設計書を読み書きする力
3.一緒に働く人と(仕事に悪影響が出ない範囲で)仲良くする力
4.お客さまの要望をくみ取ったり、こちらの事情を押しつける力
5.お客さまからお仕事やお金をいっぱい貰う力


などなどです。
カッコ付けて書くと

1.プログラミング力
2.読解力
3.コミュニケーション能力
4.提案力
5.営業力


とか言われます。

もちろん、他にもいろいろありますけどね。
英語は読めた方が便利ですし、簿記とかもマスターしていると金勘定絡みで有利ですし、いろいろありますが、キリがなくなるので取りあえず止めておきます。

さて、これらの

1.プログラムを読み書きする力【プログラミング力】
2.設計書を読み書きする力【読解力】
3.一緒に働く人と(仕事に悪影響が出ない範囲で)仲良くする力【コミュニケーション能力】
4.お客さまの要望をくみ取ったり、こちらの事情を押しつける力【提案力】
5.お客さまからお仕事やお金をいっぱい貰う力【営業力】


のうち、理系っぽいのって、どれくらいありますかね?
個人的には

1.プログラムを読み書きする力【プログラミング力】

くらいだと思うのです。
それ以外は文系も理系もないじゃないですか。

えっ?
設計も理系っぽいですか?
でも、文章力が壊滅的な人の書いた設計書を読むって地獄じゃないですか?
文系の能力も絶対に必要ですよ。

長いエンジニア人生で見ると、理系要素は思ったほど多くありません。
プログラマ・SEに必要な能力はプログラミング力だけではありませんからね。
確かに知識がゼロの状態からヨーイドンでプログラミングの勉強を始めたら、理系の方が進みは良さそうな気がします。
ですが、だからといって、それだけで優秀なプログラマ・SEになれるかが決まるわけではないのです。

よって

長い目で見れば、文系・理系の違いはない

のです。

ただし、新入社員として入社すると最初に訓練される能力は

1.プログラムを読み書きする力【プログラミング力】

です。
新人研修とかでもプログラミングの勉強をしたりしますよね?

ここは理系が有利です。
だって、予習してるもん。

有利な理由は向き・不向きではありません。
数学が得意だからとか、そんなのではないです。

単純に予習してるからです。

プログラミングにおけるアプローチの仕方や文化、コツなどは理系の科目よりです。
文系出身の人が「う~ん、何をどうしたら良いのか、さっぱり分かんないな~」なときでも、理系出身の人は「もしかしたら、こんな感じでやってみたら何とかなったりするのかな?」と想像しやすかったりします。
だから

最初のうちは文系・理系の差を感じるのが当たり前

です。


学生時代に遊んだら金持ちになれないのか?


ひとつ、例え話をしましょう。

ピヨ子さんはお金持ちになりたいです。
ピヨ太君もお金持ちになりたいです。

ピヨ子さんは学生時代、アルバイトを頑張りました。
そして100万円貯金しました。

ピヨ太君は学生時代、遊びほうけていました。
貯金はありません。

ピヨ子さんもピヨ太君も同じ会社で働き始めました。

ピヨ子さんは100万円の貯金があるからお金持ちになれるけど、ピヨ太君はお金持ちになれないのでしょうか?

きっと、そんなことはありませんよね。
お金持ちになれるか否かは、学生時代の貯金の額よりも働き始めてからの収入と支出による影響の方が大きいはずです。

さて、ピヨ太君とピヨ子さんが働き始めて1年弱経ちました。
ピヨ太君が

ピヨ子さんは100万円も貯めてるのに僕は貯金がないなぁ。
僕はお金持ちになれないのかなぁ。。


と愚痴っていたら、どう思いますか?
「いやいやいやいや!結論を急ぎ過ぎだから!」と思いませんか?

ピヨ子さんは100万円の貯金があります。
ピヨ太君より100万円分、お金持ちに近い状態です。
アルバイト時代の経験も財産です。
その経験を活かせば、ピヨ太君より効率的に稼げるでしょう。

そんな未来が考えられる一方で、こんな未来も考えられます。

ピヨ子さんは100万円の貯金に油断するかもしれません。
「100万円もあるし、少しのんびりするか」とだらける可能性もあります。
その間にピヨ太君が必死こいて仕事のノウハウを学んだら、どうでしょう?
きっと、将来の収入は逆転するはずです。

ここまでを踏まえて結論を出しましょう。
ピヨ子さんとピヨ太君では、どちらがお金持ちになりそうですか?

私は「これだけじゃ、分からねーよ」だと思うのです。
一番大事な「就職してからの収入、支出」が一切書いてありませんからね。

学生時代の文系、理系の違いも同じです。
先ほどの話における100万円の貯金が、理系出身の人が文系出身の人よりも積み上げてきたものだと思ってください。

入社1年目であれば文系・理系の差を感じるのは当たり前です。
社会人になってから積み上げたものが少ないですからね。
学生時代の貯金が結果に与える影響は少なくありません。

ただし、社会人生活を続けていると、どこかの段階で学生時代の貯金と社会人になってから積み上げたものの割合が逆転します。
そうなると、学生時代に文系だったか理系だったかの影響はとても小さくなります。
仕事の結果に影響を与える要素の大部分が「社会人になってから積み上げたもの」になってくるからです。

長い目で見れば、文系・理系の違いはない

のです。


理系の学校に入って勉強するのは無意味なのか?


ここまで「別に文系でも理系でも、たいして変わらんよ」的な論調で書いてきました。
「それじゃあ、学生時代に理系で頑張っても無意味なの?」としょんぼりしちゃう専門学校生や理系の学生さんが出てきたら嫌なので、ナイスなフォローをしておきます。

先ほどのピヨ太君とピヨ子さんの話で、理系の学校で勉強してきた成果を100万円の貯金に例えました。
貯金が0円と100万円だったら、100万円の方が良くないですか?
私だったら、社会の大海原に飛び出すときには、無一文で飛び出すよりも100万円持っている方が圧倒的に嬉しいです。

余談ですが、うちのパパさんは、就職したときに「これで初給料日まで食いつなげ」と言って、20万円をポーンとくれました。
給料日が20日らしいと分かった私は「20日生きるのに20万?余裕じゃん!」と考え、8万円のベッドをポーンと買いました。
質の良い睡眠は大事ですからね。

初給料日は「5月」の20日でした。

社会人になって初めてのゴールデンウィークは、ひたすら引きこもって、もやしを食べていました。
貯金は大事です、ハイ。

話を戻します。

IT業界において、文系出身と理系出身の差は、文系出身者が思っている程には大きくありません。
文系出身者は絶望的な差を感じるときもあるようですが、意外と簡単に逆転可能です。

ただし、差がないわけでもありません。

私が何度も「長い目で見れば」と書いているのは不確定要素が多いからです。
社会人になってからの頑張り次第で、いくらでも逆転可能だからです。

ぐーたらしている理系出身者と一生懸命頑張っている文系出身者を比較すれば、一生懸命頑張っている文系出身者が勝つでしょう。
とはいえ、理系出身者と文系出身者がまったく同じ努力をすれば、学生時代の貯金の分、理系出身者が勝つはずです。

貯金があって無意味だと考える人は少数派でしょう。
「よし!将来はIT業界で頑張るぞー!」と考えて……かどうかは分かりませんが、IT業界で活躍する上で、学生時代に理系の学部や専門学校で頑張ることは決して無意味ではないですよ。
てか、無意味にならないように、先生たちが頑張っているはずです。


まとめ


今回は「文系出身者はIT業界で不利なのか?」をテーマに、好き勝手に語ってみました。

文系か理系かで違いが全然ないとは言いませんが、長い目で見れば、そこまで大きな違いはありません。
ただし、社会人になってからの積み重ねが少ない新人のうちは、文系・理系の差が出てくることもあるはずです。
よって、私は

・長い目で見れば、文系・理系の違いはない
・最初のうちは文系・理系の差を感じるのが当たり前


と考えています。

5年、10年単位で見れば、ほとんど影響がないとは思いますけどね。
そんなものよりも、IT業界に入ってから何をやって、何を学んで、何を得たか、の方が、よっぽど大事です。

文系の人は「長い目で見れば理系だから有利ってこともないしね~」と考えて、ひとつひとつ自分なりの何かを積み上げていってください。
理系の人は「とはいっても、理系が有利なのは確かだもんね~」と考えて「学生時代に作者の心情なんぞを考えてたやつらには負けんわぁ!」の心意気で突っ走ってください。

……よ~し、文系も理系も敵に回さずに上手くまとめたぞぉ(人´∀`)



思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。

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